誰も知らない僕らの居場所。2

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「…隆二に、変な誤解与えたくなかった。彼女、とか。障害になるものは全部取った。ネックレスも」
「…いつから…？」

臣が少し耳を赤くしながら言う言葉が、全部俺の中に染み込んでくる。
全部、俺を想って。
俺が臣を諦めないように。

「…会って3回目」
「はや…、」
「そん時にはもう意識してた」

ああ、どうしよう。
可愛い。

「…臣っ！」
「うわ飛びつくなって！ちょ、隆二！」
「無理、だめ。臣好き」
「うっせぇ、」

とかいいつつ臣は俺を受け止めてくれる。
だから臣しかいない。
俺は、臣に愛されればそれでいい。
多分他の人じゃ、どうなるかわからない。

「おみ〜」
「あ？」
「だいすき」
「…襲うぞ」
「いいよ〜」

最近、臣の前だとなんだかふわふわする。
こうやってくっついていると、上手く言えないけど泣きそうになる。
でも体は臣と体温を分け合って熱い。

「襲うって言ってんだけど」
「だからいいよって、」
「意味わかってんの？」

わかってるよ、って言おうとしたら。
そんな顔してるなんて思わなくて。
目を合わせられなくなった。

「もう一回聞くよ？」

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