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灰崎side
何とか助かった・・・正直もう駄目かと思ったぜ。それにしても明日人はかなり厄介だ。
一星「灰崎君。」
廊下で一人外を見ていると一星に呼ばれた。
何を言われるか分かったもんじゃない。今日のことには問題がありすぎた。
灰崎「な、なんでしょうか・・・」
俺に近づいてくるその姿はもはや恐怖でしかない。一体何をされるんだ・・・
一星「よく頑張りましたね!」
灰崎「あ・・・あ・・・ありがとうございます・・・」
思ってもいなかった言葉に安心した。俺が間違った行動をしなければあいつは何もしないのか・・・
そう思ったのもつかの間に首にズキッとした痛みが走った。
一星「いや本当に・・・もう少しで穴だらけになる所だったんですよ?」
一星の持っているナイフの刃が俺の首に触れていた。そこまで深く切られている訳ではないが、傷口から血が流れていく。
それに気づいた瞬間怖くて何も言うことが出来なかった。
明日人「一星!」
俺達に気づいた明日人。一星は急いでナイフをしまって辛そうな顔をする。
一体何処まで見られていたんだ・・・?もし最初から全て見ていたなら・・・頼む。助けてくれ・・・
明日人「大丈夫!?何もされてないのか!」
しかし、それは俺に向けられた言葉ではなかった。
一星「うん・・・大丈夫だよ・・・」
やっぱり俺は一星から逃げ出すことが出来ない・・・こんなことずっと続けられるはずが無いんだ。おつか必ず一星に殺される日が来る。
だなら逃れなくないと駄目なんだ・・・一星からなんとしても・・・
明日人「灰崎!このままでは済ませないからな!」
あの野郎!あれ・・・でも、もしかしたら明日人を利用すれば一星から逃れられるかも・・・
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僥姫 - はやくこい (2020年6月8日 20時) (レス) id: 979f97c8a6 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - まだかな (2020年5月29日 22時) (レス) id: 54b1a44205 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - やばい 面白い (2020年2月18日 22時) (レス) id: ed2fc1f432 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - 続きぷりーず (2020年2月18日 22時) (レス) id: ed2fc1f432 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔くん - 更新頑張って下さい!応援してます! (2020年1月17日 18時) (レス) id: cd7cb856b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月 | 作成日時:2019年12月22日 22時