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っ、だから、
どうして、
こうなるの！？！？
Trickstarと共に戦う覚悟を伝えた今日。
近々開催されるS1で奇襲を仕掛けるために明星くん、氷鷹くん、遊木くんの3人と会場となる講堂を見学していた所、
双子に手招きされ、軽音部の部室に連れ込まれた。
幸いにも直ぐに3人が駆けつけてくれたが、双子に遊ばれている間に部屋は一触即発状態に
3人を相手取るのは3年の朔間先輩。
校内で起こる事態を熟知している先輩は彫刻の様に綺麗な顔に浮世離れした雰囲気を持つ。
＿＿＿＿どことなく逆先くんに似てる
｢…そうじゃのう。我輩の“UNDEAD”か双子の“2wink”に組み込み有効活用させて貰おうかのう？｣
｢………ぇ？｣
朔間先輩の優美な雰囲気に飲まれぼーっとしていた時に発せられた衝撃的な発言。
問題なかろう？と言っているが大問題だ。
｢我輩のほうがよっぽど転校生の嬢ちゃんを有用に扱えるぞ？｣
｢聞き捨てならん。断固として抗議させてもらう｣
確かに、＿＿＿＿
と自分の欠点を認めつつも決して譲ることができないと主張してくれる氷鷹くん
そして欠点を補って行く為にも生徒会が制御出来ない三奇人である朔間先輩の力が借りたいのだ、と
本人も自分本位であるのは承知の上。
それでも。恥を忍んでも。
この学園を変えるためには手段を選んでいられない。
｢我輩とて、生徒会の暴虐には腹に据えかねておるよ。とはいえ、曲がりなりにも現在の夢ノ咲学院では生徒会こそが秩序じゃ｣
あまりいたずらに手は出したくない。
＿＿＿＿けれど。
朔間先輩をその気にさせる“何か”を我々が持っていれば手を貸してくれると言う。
双子に遊ばれている私には力は無い。
朔間先輩の言う通り“優しさだけが取り柄”だ。
｢Trickstarよ、お主らの輝きを見せておくれ。彼女はきっとそれを何倍にも何十倍にも煌めかせる｣
＿＿＿＿＿触媒で、希望の光
……希望の光？
昨日私は逆先くんに何て言った？
誰かを導くなら希望の光を灯して導くって答えたはずだ。
｢彼女の品定めをするなら、まず俺の全てを見てからにしろ｣
＿＿＿＿＿なら
｢俺たちの実力をあなたに示してやる。三奇人、朔間零｣
やることは1つしかない。
氷鷹くんの周りに集まる明星くんと遊木くん
小さな浮遊する3つの光を見て決心する。
＿＿＿＿＿希望の光になってみせる
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作者名：八月蝶 | 作成日時：2023年3月3日 23時
