file.62 ページ30
理解が出来ず、言われたまま静止していると。
「……っ!?ちょっ…!?」
肩の辺りと膝の裏をすくうように持ち上げられ、一気に地面から足が離れる。
……所謂あれだ、「お姫様抱っこ」ってやつだ…。
やつだ……じゃない!!
「ちょっ…降ろして下さい!!」
「暴れないでって…落ちちゃうよ?」
「だから、降ろして下さいって!!」
「我慢してよー。この方が運びやすいんだって」
「…………何が悲しくて…男がこんな運び方されなくちゃならないんですか…」
観念して大人しくする俺。
「可愛くて、お似合いだよ?」
ニコーっと笑いながらそう言う米津さん。
「…強引にでも降りますよ」
「分かった、黙っとくよ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「失礼しまー…って、誰もいないの?」
「見に行ってるんじゃないですか?
これから部活動とかのパフォーマンスなので」
帰宅部の俺……いや、俺達には関係ないが。
((現実では部活動に励んでおられましたが…
話の関係上、帰宅部ということで……))
「そっかそっかぁ。成程ねぇ…」
「取り敢えず、早く降ろしてもらえますか」
117人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美怜(プロフ) - 影からずっと最初の方から見てました!続編おめでとうございます!作者側として、とても嬉しいですよね!短編集の合作の事なのですが、良かったら参加させてもらえないでしょうか…?元々私も短編集的なのいいな〜と軽く考えていて…。どうでしょうか?(長文失礼します (2018年5月30日 19時) (レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - あみぃさん» ありがとうございます(T_T)励みになるコメント感謝です…!あ…1弾から!!本当にありがとうございます(´▽`) (2018年5月30日 18時) (レス) id: 14946c236c (このIDを非表示/違反報告)
あみぃ(プロフ) - 続編おめでとうございます!(?)この作品を見つけてからずっと続きが気になって気になって仕方がないくらい私にとってどストライクなお話でした!これからも頑張ってください!! (2018年5月30日 18時) (レス) id: 17101a95b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔月α x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時:2018年5月30日 7時