254話 ページ7
あ｢でも私、松川さんが言い出してくれなかったらずっと皆あのままでしたよ！｣
｢助かりました！ありがとうございます！｣とお礼を言うと松川さんがぐっと近づいてきた
あ｢え、えっ｣
松｢すごい褒めるじゃん…もしかして俺の事好きになっちゃった？｣
あ｢っ、ま、松川さん…？｣
松｢俺はいつでも大歓迎たけど｣
さっきよりも更に近くなってしまいどうしようとなってたら及川さんが｢だーめー！！！｣と言いながら走ってこちらにやってきた
松｢…的当て楽しんでたんじゃないの？｣
及｢は？！あれのどこを見て的当てなの？！｣
松｢だって、的当ての的はお前だろ？｣
及｢違うから！｣
松｢ふーん｣
及｢ってか、近い！だめ！離れて！｣
及川さんが私の手を引いて松川さんから距離をとった
花｢及川ー、お前的なんだから逃げんなよー｣
岩｢おい、HR遅れちまうからここら辺で切り上げねぇとマジやべぇぞ｣
花｢あ、今日担任休みだから代わりに生徒指導の安西だわ…遅れたらやべーやつだわこれ｣
岩｢それはやべぇな…あいつ口うるせぇもんな｣
花｢この前ワイシャツの下にジャージ履いてたらめっちゃ怒られた｣
岩｢俺もそれこの前したけど、怒られなかったぞ。寧ろ褒められた｣
花｢は？褒められたってどゆこと？｣
岩｢お！岩泉！その格好似合ってんじゃねぇか！さすが漢の中の漢だな！って言われた｣
花｢お前、手玉につけんのはえーよ｣
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
あ｢あ！予鈴なりました！！皆さん、急ぎましょ！｣
慌てて及川さんの手を引き、体育館出口を走り出す私とその後に続いて松川さん、岩泉さん、花巻さん達と一緒に下駄箱まで走った
〜2年5組〜
及川さん達と別れて2階まで走ってきたからめちゃくちゃ疲れて、息切れの状態のまま教室の扉を雑にガラッと引いて閉めて、自分の机に突っ伏した
矢｢え、今まで及川さん達と的当てしてたの…？｣
信じられないという顔をして私を見てきたのは先に帰った矢巾くんだった
あ｢そ、うなんだけど…私は非参加だよ｣
及川さんを待ってたんだけど松川さんの色気と距離が近くてなんて絶対に話せない
矢｢は？じゃあ何してたんだよ｣
あ｢ん〜、だから、その、また今度ね！｣
矢｢逃げたなお前｣
時計を見ると8時59分だった
あ｢あっぶな、危うく遅刻扱いされる所だった〜｣
矢｢先生が遅くてよかったな｣
あ｢ほんとだよ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 464人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (
レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい！了解(*^^*) よろしく！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ（ ; ; ）ありがとうございますっ！！仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます！頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川､､､どんだけ大人なのよっっ！この小説大好きです！友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます！ (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2022年9月25日 20時
