232話 ページ35
侑くんに引っ張られながら必死に歩いていた私は侑くんが「あ!」と急に声を出して急に止まるから侑くんの背中に思いっきりぶつかったけど…侑くんはビクともせず倒れもせずに私を背中で受け止めてくれた
あ「筋肉えぐ」
侑くんの背中の筋肉をさわさわとさり気なくバレないように触っていると侑くんがそれに気づいたのか私を前に出した
侑「どや、俺の筋肉凄いやろ」
「因みに、お触りは帰ってからのお楽しみな」ってにやにやするから今すぐにこいつの顔にグーパンをかましたかった
及「は?」
さっきまで朝練で汗を流していた私の大好きな及川さんがエナメルリュックを肩からかけながら私と侑くんが一緒にいる所を見て爽やかな及川さんから鬼のような形相をした及川さんに変わった
あ、及川さんの鎖骨がワイシャツから見える…及川さんの鎖骨ってくっきり出てるからすごく色気があるんだよね…というか、第2ボタンまで開けてるからめっちゃ及川さんの筋肉美肌が見える!というか、今そんな事考えてるのはきっと私だけだろうなと思いながら侑くんが私の肩に腕を回される
侑くんの斜め後ろにいると、侑くんが私を引っ張って前に出すと、何故か青筋をたてた及川さんが侑くんの前にいた
侑「久しぶりやな、及川くん」
私の肩を抱いてニヤニヤと笑って及川さんを嘲笑うように見ていた
この太い腕から抜けたいのに力が強くて抜けられなかった
それを見ていた及川さんが苛ついたのか「離してくんない?その手」と低い声で言うもんだから侑くんが少しビクってなった瞬間、わたしはその隙に及川さんに抱きついた
あ「及川さん、ごめんなさいっ」
及川さんの顔を見なくても怒っているという雰囲気とオーラで全てわかってしまったから顔を上げるのがとても怖くて及川さんの胸の中に顔を押し当てるしかなかった
及「話は後で聞くね」
私を怖がらせないように優しい声で頭を撫でながらぎゅっと強めに回された及川さんの腕が頼もしかった
侑「へ〜…随分大事にしとるんやな」
及「はぁ?なんなの?なんで君がここにいるの?」
侑「もしかして及川くんってAの彼氏やったりするん?」
及「だったら何?君に関係ないよね?」
この空気全体がピリついていた
侑「独占欲丸出しやん及川くん…ほんなら俺帰るわ」
及「はぁ〜?マジなんなの」
ほんと及川さんの言う通りマジでなんなのすぎるいきなり来ていきなり帰るという意味不明すぎる謎行動が怖すぎる
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もも(プロフ) - 結衣ちゃ??さん» ありがとうございます!これこらもキュンキュン書いていきますのでよろしくお願いします! (2022年9月25日 20時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ^ - ^さん» ありがとうございます! (2022年9月25日 20時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
結衣ちゃ??(プロフ) - 初期の方から読ませて頂きました❕久しぶりにハイキュー見てキュンキュンしちゃいました💞😖 (2022年9月25日 17時) (レス) @page42 id: 6158c47f1a (このIDを非表示/違反報告)
^ - ^ - あ、ただの神作品デスカ。すぅぅぅぅっごいすきですぅ! (2022年9月2日 18時) (レス) @page42 id: a77d2a3d87 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - masyumaro0318さん» 嬉しきお言葉ありがとうございます!! (2022年8月2日 18時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年7月24日 21時