103話 ページ5
侑｢俺はお前に合わせてるやんか！！何で打てられへんの？！｣
北｢おい｣
侑｢あ"？｣
宮侑が後ろを振り返った瞬間顔が一気に青ざめていった
角｢あ〜あ…やっちゃった｣
北｢お前ら喧嘩するほど余裕やんなぁ？｣
侑｢い、いや、ちゃいます！北さん！｣
治｢…｣
治くんに関しては北さんを見ないように顔を背けていた。だけど顔は少し青ざめていた
北｢侑は一回頭冷やしてき｣
侑｢北さん、俺まだいけます！｣
北｢イラついとる奴おったって皆やりにくいだけやろ｣
侑｢…で、でも！｣
北｢お前一人でやってるんやないんやで｣
｢はよコート出ろや｣と北さんに言われた宮侑は渋々コート外で座ることになった
北さんに言われた"お前一人でやってるんやないんやで"という正論が効いたのか少し落ち込んでいる宮侑に私はドリンクとタオルをそっと隣に置いといた。
侑｢なぁ、今日の及川くんめっちゃ調子ええの何なん｣
少し間を開けて座っている私に拗ねた声で私に声を掛けてきた
あ｢…｣
昨日宮侑にビンタをした件もあり、気まずい雰囲気もあり私は何も返さないで宮侑の話を聞く事にした
侑｢俺やって頑張ってるんやけどなぁ｣
昨日の及川さんと、皆のことを馬鹿にしてきた宮侑を思い出した私は、宮侑の話を最後まで聞こうとしようと思ったがため息混じりに宮侑の話に返した
あ｢及川さんのプレー見て学んだ方がいいと思いますけど…｣
及川さんと宮侑は同じセッター同士、対して宮侑のプレーはブレないトスと相手を上手くなったと錯覚を起こさせるような正確なトス。
そして、及川さんはスパイカーの力を100%引き出せるセッターである。この前金田一くんに｢言いたいことあるならちゃんと言わなきゃダメだよ！｣と金田一くんの要望を聞いていた及川さん。
及川さんのプレーを見てると、癖のある人だって100%を引き出せてるなんて本当にこの人にしかできないんだなって思っていた。
岩泉さん達には色々言われてるけどちゃんと信頼関係があるからこそ、みんなが一つになるんだなって思った。
もし、宮侑と及川さんが将来プロのバレーをして同じチームになったらその時は世界が驚くようなチームになってそうだな…
って、すごい先の事だけど。
侑｢…やっぱお前ほんまムカつくわ｣
膝に顔を埋めて私にそう言う彼を無視して私は青城の方にもドリンクとタオルを渡しに行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 311人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
