111話 ページ13
及川さんを置いて私達3人はそれぞれの下駄箱へと向かった
及川さんの｢置いてくなんて酷い！｣という声は聞かなかったことにしようと思った
矢｢おー、お前らか…はよ｣
眠そうに挨拶を返してくれた矢巾くんにきゅんっとしていた花菜だった
花｢今日ってさ体育祭の話し合いでしょ？｣
花菜のこの言葉で思い出した。そうだった今日は体育祭の種目決めだった。
合宿の事で頭がいっぱいだった私は体育祭の事なんて忘れていた
矢｢そーいや、今日だったな｣
あ｢でも体育祭って確か9月ぐらいだよね｣
花｢これから夏休み入るし先に決めとくって担任が言ってた気がする｣
今は7月後半そして、すぐにインターハイ予選が始まる。それが終わったら春高一次予選が始まる…
かなりハードでは？
矢｢望月、多分これから部活きつくなってくると思う｣
あ｢ですよね｣
矢｢まぁ及川さんの事だからあんましつめつめじゃないとは思うんだけどね…｣
あ｢でも3年生にとっては今年が最後だから悔いの無い部活にしてほしいな｣
矢｢そうだな｣
今後の事を考えると少し大変だなと感じてしまう。去年だったら私はどの部にも所属していなかったから夏休みもバイトしたりのんびり過ごしてこれたけどバレー部のマネージャーになった以上ゆっくりはしていられないと思った
花｢大丈夫でしょ、あの人なら｣
何かを確信しているのか分からないがスマホを弄りながら言う花菜がこの時だけ頼もしく見えた
〜クラスにて体育祭種目決め〜
先｢体育祭委員、あとは頼む｣
1時間目は体育祭の種目決めだったので、体育祭委員の人が前に立ち黒板に種目を書き始めた
あ｢矢巾くんはリレーじゃない？｣
矢｢いや、俺部活リレーでも出るから遠慮するわ｣
花｢えー、矢巾くんが走ったら絶対うちのクラス優勝するよ！｣
｢ねぇ？そうだよね？｣と花菜が大きな声でクラスメイトに聞く
｢矢巾くん足速いし、やってくれると助かる！｣
｢矢巾に1票！｣
｢俺も！｣
｢私も！｣
などという声が出て満場一致で矢巾くんはクラス対抗リレーに出る事となった
矢｢うわ、マジか｣
花｢どんまい｣
矢｢思ってねぇだろ｣
花｢私は矢巾くんに出てほしいなって思ったから｣
花菜が少し顔を赤らめてたからきっとこれは何かが始まる予感がすると思った私は微笑んだ
矢｢お前がそう言うなら仕方ねーけど｣
こちらもこちらで顔が赤かった2人に何かが芽生えそうな予感がした
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
