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198話 王女と妖精が暮らす城 ページ18

【紗羅 視点】



ボロボロの広場の隅にあった椅子に座り、色々話をする私達。

ユラとゆり姉がベンチに対して警戒心を抱いてたんだけど、合流する前に何かあったのかしら。



「いくら椅子が古いからって、壊れたりはしないわよー。二人共軽いでしょ?」

「そげなこと言われても、アレに遭ってしもうたせいでなぁ。あはは……」

「まさか、虫でもついてたの?」

「そうじゃないのよ。ただ、本当に椅子が壊れただけで……」

「え、どんだけ古いのよその椅子」



まぁ、そんなことはどーでもいいとして。

ちょっとした会話の末、私達を助けたのはアルメリア王女だったって分かったんだけど、気絶さ

せることが出来た理由は本人でも分からないみたい。

だとしたら、王女の背に憑いているあの黒っぽいのがやってくれたのかも。

さっき歩いてきた王城内にも、他の魔法使いの気配は感じなかったし。ついでに言うと、ミリヤ

の御両親も見つからなかったわ。じゃあ何処に行ったのかしら。

もし本当に、あの黒っぽいのがやってくれたのだとしたら、悪いヤツではなさそう。裏があるか

もしれないから、まだ信用はできないけど。

城で私達を見つけてあたふたしていたら、急に全員がさっき寝ていた部屋に飛ばされたみたい。

もう一つ分かったのは、ゆり姉達の街が"奴"の1度目の襲来に遭った後、約4年後に王が死んで

国が荒れたこと。今回の戦争、"奴"が元凶っぽいわ。

ちなみにアルメリアの王女は、見た感じ18歳くらい。12歳の頃に父親が死んで、"奴"の陰謀

で魔法使いを追放する戦争が勃発…… 悲惨ね。

それで、アルメリアの王女は随分長いこと、ここでひっそりと身を隠していたみたい。

食料は王城の保存食や、近隣の集落の妖精達に分けてもらった特殊な植物を裏庭に植えてまかな

っていたようで、妖精の気配も若干ある。でも家臣は全滅してるわね。

戦争が起こってしばらくの間は王妃と一緒に生き延びていたみたいなんだけど、数年前に王妃も

疫病で他界。ケミストリー有数の医者でも見たことがないような新型のウイルスによるものだっ

たらしいから、こっちも"奴"が関係してそうね。



「出発準備が整うまでのしばらくの間、この王城に居てもらって構いませんので。お部屋や浴場

も、埃っぽくてもよろしいのでしたら用意できますし」

「わぁっ、ありがとうございます! あ、でも、本当にいいんですか?」

「えぇ。妖精の方々と寂しい思いをしていた所でしたから」

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ラッキーカラー

あずきいろ

4. までのキャラが扱える楽器をご紹介!《共通点も考え中》

シネラ:???…… まさかのオリジナル楽器です。ネタバレになりかねないので???状態。


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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:さやや | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/8211/  
作成日時:2017年8月12日 22時

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