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夢鬼27 ページ32

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夢主side




先程から童磨様が怒っているような
気がする。







よく分からないけど先程から私の
髪をずっといじっている。







声をかけても何も答えてくれない。








解かれた髪は月の光でキラキラと
輝いて柔らかな風で靡いていた。








月をぼんやりと見つめていると突然
ちくりと痛みが走った。








「…っ?ど…童磨様?何か痛みが…」








童磨「ん?こうしておけば猗窩座殿に
取られる心配ないからな」








童磨様は私の項に痕を付けたらしく
鏡で見てみると赤くなっていた。








「こんなことしなくても私は常に
童磨様の近くにいますよ?」








童磨「…分かってるよ」







童磨side





童磨(近くにいる…それだけじゃ
足りないなんて言ったらどうするん
だろうな)







誰にも見せずに俺だけが君の苦しむ顔
笑った顔、悲しそうな顔、怒った顔…









全て独り占めしたい…








狂ってる?…いや違うな。







俺のせいじゃない。
全部君のせいなんだぜ









君が俺を狂わせたんだ…こんな感情
今まで感じたことなかった。









君と出会って共に過ごすようになって
から知ったんだ…気付いたんだ。









だから責任をとってくれよ…









その代わり俺も君を離さないから








童磨(猗窩座殿にも譲らない…
俺だけの夢想姫……)







夢主side






童磨様はどこか寂しそうに私を
見つめていた。







(…童磨様、どうしてそんな顔をするの
私がいるよ…寂しくないよ)








「童磨様安心してください。私は
何処にも行きませんよ。」








童磨様に向き直ってふわりと笑う。







こんな言葉でしか伝えられないけど








そう言えば童磨様はいつもの笑みに
戻って私を抱きしめた。








「今宵は良い夢が喰えそうですね」








私は童磨様が不敵に笑ってることに
気付かずに呑気にそんな言葉を呟いた。

後書きという名の遺書→←夢鬼26



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月の狼 - あぁぁぁかっこよすぎかよ!~~ (2020年4月18日 18時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
- ああああもう好きいいいい!夢食べるってばくみたいですね!面白いので小説の更新頑張ってください!応援してます!(あと童磨推しだったから発狂した) (2020年3月9日 14時) (レス) id: 277c5322fb (このIDを非表示/違反報告)
舞神楽(プロフ) - 七七四さん» えめちゃくちゃ嬉しいです!お読み下さってありがとうございます!続編出来ましたので宜しければまたお付き合いくださいませ(o´艸`) (2019年12月2日 10時) (レス) id: 23a708d4b8 (このIDを非表示/違反報告)
舞神楽(プロフ) - muitirou?さん» 童磨も好きですが猗窩座も好きなのでこういう絡み入れたかったんです(///ω///)ありがとうございます!続編出来ましたので宜しければ! (2019年12月2日 10時) (レス) id: 23a708d4b8 (このIDを非表示/違反報告)
七七四(プロフ) - 今日このお話を知って、一気に読んでしまいました。とても面白かったです。続編が出るのを心待ちにしてます。(^o^) (2019年12月1日 15時) (レス) id: 14bdff1be1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞神楽 | 作成日時:2019年11月17日 23時

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