【鬼滅の刃】童磨様が最近おかしい…

病み鬼4 ページ6

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注意：流血表現・描写有り






「そんなの……だめｯ！！」ﾊﾞｯ







女「な、何？！」






血鬼術＿＿発動ｯ






すると女の人は私の前から消えてしまった。






それと同時に男性の叫び声みたい
なのが聞こえた。そこで我に返って
叫び声が聞こえた方に走っていく。






「ｯｯ！！！」






そこは血の海と化していてさっきの
女の人の体がぐちゃぐちゃに潰れて
中のものがそこら辺に散らばっていた。







「ｯひ…ぁ…ぁ」







(もしかしてこれって私が…？)







急いでその場から立ち去って自分の
部屋に戻った。






「はぁ…ｯはぁｯ…！ぅ…」






(初めて…人をころ…し)






全身の震えが止まらず息もどんどん
荒くなってきた。







ただ…童磨様を助けたかった。
止めようとしただけなのに…こんな…！
こんなことになるなんて…









童磨「夢想姫…」







「ひｯ……ぅ、ぁ童磨、様？」






後ろを振り向くと童磨様が立っていた。






童磨「夢想姫…大丈夫だよ。
ありがとう、ごめんね俺の為に」






童磨様は珍しく笑っていなかった。
ぎゅっと抱きしめられた時に少し
震えているのが分かった。







「ど、童磨様わ、私殺してしまうなんて
思ってなくてｯ！そんなつもりもなくてｯ」







嫌われたくない。見捨てられたくない。
怖い…自分が恐ろしい。







童磨「大丈夫…俺は分かってるから。」








「ぅ…ぅぅｯ！怖いｯ私…また人を
殺してしまうかもｯ…！」









童磨side







童磨「俺がそんなことはさせないよ。
安心していいんだ」







「ｯ…ぅぇぇｯぐすっ」







俺が君を守ってあげるよ







ああ…計画通りだ。君は俺に依存して
きている。今回のことがその結果さ







愛らしいな…全部俺の仕組んだ
事だとも知らずにただただ自分に
対する恐怖に怯える…








俺は笑いを堪えきれずに震えて
しまっている。夢想姫は勘違いして
自分に怯えていると思うだろう。








君は鬼にしては純粋すぎるんだよ。
だから俺はそんな君が哀れで可哀想で

＿＿愛おしいんだ。

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