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銀さんとロボット(中)の(下) ページ19

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それから私は坂田銀時という名の新しいご主人こと、銀さんと、その従業員の神楽ちゃん、新八くん、4人で家に帰宅した。




これから私の職場、かつ、自宅となる部屋の内装を見回していると、新八くんが銀さんに向かって窘め始めた。




「銀さん、あんた万年金欠男のくせに、どこに修理代払う金があるってんですか。」


「そりゃ決まってんだろ、こいつが自分で働いて金稼いで修理代払うんだよ。」


そう言って椅子に置いてあった漫画を広げ、読み始めた銀さん。

その言葉に素直に納得した新八くんはそうですね、と一言返して椅子に座った。



『では、まず何から致しましょうか。』



嬉々とした声色に若干引き気味の銀さんが、私に声をかけた。



「何でそんな嬉しそうなの、働く事が生きがいとかってたまみたいな事言うつもりですか、おたくも。」


『たま?』


初めて聞く名前に反応する。


「ああ、たまさんっていうのは、下のお店で働いているあなたと同じからくり家政婦の事ですよ。っていうか、そろそろ名前教えてもらってもいいですか?」


新八くんの質問に私は封じていた記憶をまた蘇らせた。





あの男に私はなんて呼ばれていたっけ。






そうだ、すごく下品で最悪な名前だった、




いや、名前なんて呼べるものじゃない。






「お、おい、お前、」




銀さんの狼狽えた声で我に返ると、床に水滴が落ちているのが分かった。




『わ、私...』



「うわ!!新八が女の子泣かせたアル!!最低ー!!」


「ごごごごめんなさい!!でも僕何か失礼なこと言いましたっけ....」


慌てて頭をペコペコと下げる新八くんに、私が弁明しようとした時、



銀さんが私の体を抱きしめた。




「新八、こいつな、ゴミ捨て場に捨てられてたんだよ。前の持ち主がこいつを虐げてたらしくてな、ボロボロになったから捨てたんだ。」


「そんな...」

銀さんの言葉に衝撃を受けた二人は口を噤んだ。

銀さんはそのまま話を続ける。



「思い出したくない過去だよな、分かってる。でも、過去は過去だ。今は環境もご主人も新しくなったんだから、お前も新しい人生を歩めばいい。そして新しい名前でお前を呼んでやる。今日からお前はAだ。」


『A....』



初めてまともな名前を与えてもらい、またぶわりと不思議な気持ちが湧き上がった。



「あれ、意外とまともな名前を思い付きましたね、」


あっけらかんとした顔で呟いた新八くんに、神楽ちゃんがすぐに答えた。

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のと丸(プロフ) - メローネ大好き少女さん» 誠に申し訳ありませんが、ただ今リクエストは受け付けておりません。ご了承願いますm(_ _)m (2019年8月20日 1時) (レス) id: 73b1ba17eb (このIDを非表示/違反報告)
メローネ大好き少女(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか?男になった月雄を見て目を合わせられない夢主にどんどん迫ってくるのと月雄が入浴中の夢主を襲いに行くのをよろしくお願いします!分かりづらくてすみません (2019年8月20日 0時) (レス) id: d4923716c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のと丸 | 作成日時:2019年8月16日 5時

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