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殺戮7 ページ8

小鳥がいた所に戻った


小鳥はやっぱり二つに裂けていた


『…………』


『せめて、埋めてあげたい……』


『…………おいで連れて行ってあげる』


言葉は返されることはなく小鳥を抱える


『_____どこかに埋める場所と埋める物がないかな……』


そう思い下の方に行けばスコップが置いてある部屋にきた


『このスコップとこの場所なら埋めてあげられそう……』


小鳥を土の上へ乗せる


『……』


『……違う』


『……この小鳥は違う』


小鳥の前に座り込む


『こんなのじゃなかった……』


『こんな姿じゃないこんな、かわいそうじゃない』


違う、違う、こんなのは、違う


『……』





『……あの小鳥に治してあげないと』


『大丈夫、もう痛くないから』


『私の小鳥に……“直して”あげる』





『……』


目の前には綺麗になった小鳥


『……ほら、キレイにくっついたね』


『……あとは埋めてあげるだけだ』


そして小鳥をすぐ埋めてあげる


……何かが落ちてる


『そう言えば、さっきお腹から何か落ちたし気がしたけど……』


手をとってみるとどこかのカギだった


『こんなものを飲み込んだいたんだ』


これを飲み込めばそれはさっきのように弱る


『……もしかして……』


さっきのエレベータ管理室のドアのカギ穴にカギを差し込み、回す


するとガチャリ、とドアが開いた


床下は細い通路が続いていた


『……ここは?』


目の前にはエレベーター通路開閉と書かれたスイッチがあった


左奥にあった扉が開くのかな?


スイッチを押す


『……これで、ここから出られると良いな』


元の通路に戻ろうと扉を開こうとした


_____カギがかかっていた


『……!』


しょうがないから遠回りだけど他の扉から行く


先ほどからゴソゴソと音が鳴る


ロー……かな?


でも、なんだか嫌な予感がする……


『早く行かなきゃ……!』


扉を開けてすぐさま歩こうとする


『!』


『……!』


アレは扉の上に立っていた


「やぁーっと見つけたぁああ!!」


しゅた、と扉の前に降りてきて扉の鍵を閉める


「さぁ、カギは閉めた!最初からこうしたきゃあよかったんだ!」


「今度は、1秒も待ってやらねぇよ!!」


(……逃げなきゃ)



走る


走る


走る


左奥の扉の中に早く入る


「待ちやがれ!!!!!!!」


追いつかれないうちにエレベーターへ入る







そして、エレベーターは上の階へと昇って行った

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パニックインコ(プロフ) - リリさん» ありがとうございます。再開できるように頑張ります (2023年1月25日 7時) (レス) id: baf24087c8 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - とっても面白かったです!更新再開待ってます! (2023年1月25日 0時) (レス) @page8 id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
パニックインコ(プロフ) - 七巳さん» 最大級のコメントありがとうございます (2022年10月9日 17時) (レス) id: baf24087c8 (このIDを非表示/違反報告)
七巳 - かか、可愛い。 (2022年10月9日 15時) (レス) @page1 id: 0b48fe1cd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パニックインコ | 作成日時:2022年10月9日 8時

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