殺戮の天使ちゃんと死の外科医 (ページ4)

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殺戮3 ページ4

もっと奥に進んだらまた扉があったけど鍵がかかっていた

『非常口のマーク……横に“EV(エレベーター)通路”って書いてあるな』

『この中にエレベーターあるのかな？』

『……でも、開かない…』

『……？カギ穴もない。どうやって開けるんだろう？？』

『この扉を開ける方法を探さないと……』

『……入っていないところを探してみようかな…』

歩く

とある部屋には大きいスコップが置いてあった

少し上の方へ行くと、

シャキン………

『！』

『……ここは建物の地下なのに』

思わず眉を顰める

近くの路地裏に入る

路地裏の方には新聞が置いてあった

_____裏路地の殺人

_____××年×月×日××海××村でまたもや遺体が発見された

_____村の裏路地にて近所の村民が発見。10代の少年と見られるが､身元は不明

_____遺体には大きな切り傷があり、連続殺人として捜査が進められている

『……連続殺人』

近くの土を見ると赤黒い何かが飛び散った跡がある

『……！』

『……鉄くさい』

そして、穴の中にキラキラ光るものがあると気づいた

穴の中には鍵が入っていたのでありがたく頂戴する

『……どこかのドアのカギ？』

『左奥のドアにはカギ穴がなかったから……それ以外のドア……？』

そして、またもや壁に文字が書かれていた

_____｢ここにはフロアごとに似つかわしい者たちがいる」

_____｢その者は自分のフロア以外からは出ていけない規則がある」

_____｢そのフロアの者に殺されたくなければ別のフロアへと上がるほかない」

『……』

カギを持って他のところへ行く

もう一つの裏路地

その中でピョーピョーと鳴き声が聞こえた

天井にある穴の中で小鳥が鳴いていた

『どうして、こんな所に……』

『……こっちにおいで』

小鳥をしっかりと見ながら言う

『……もしかして、弱ってる？』

『どうやったら降りてくるんだろうおなかすいてるのかな……』

小鳥のご飯を探すために外へ出てカギを使って扉を開ける

中にはまた新聞が置かれていた

_____××年×月×日××海××村の酒場でジョン・スミシー(26)の遺体が発見された

_____切り傷から、この村を騒がしている連続殺人鬼の仕業と見られている

_____この酒場で働いていたジョン・スミシー(26)は勤勉で真面目な好青年であった

_____事件が起こったのは｢明日、上等な酒が届く」と、うれしそうに同僚に語っていた翌日のことである