僕達、俺達、私達、私立琥珀魔法動物学園の生徒です！【募集企画】 (ページ6)

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生徒六人目！[ 伶耶＝フェイシグドルミア ]【フェイロ】ページ6

[ 伶耶 ]side

夢乃「お話宜しいですか？あ、私は琥珀夢乃と言います！3年生です！

この学校の学園長の娘です！まあ、一応ですけど……へへ…。」

第一印象は、無駄に明るい。

よく僕に話しかける気になったなこの人……。

………変なの。

夢乃「あの！お名前は？」

『 ………伶耶、伶耶＝フェイシグドルミア……、3年……。』

夢乃「な、長いですね…。伶耶君でもいいでしょうか！」

『 ……べ、別にどうでも……。』

夢乃「ありがとうございます！」

ぴぃ、と、マークが笑う。

琥珀に来て、初めて人と会話したなそういえば……。

ぴっぴっぴー、とマークが飛び回る。

………笑いすぎだし、僕に失礼だし……。

『 ………よ、く、分かったね……、僕のこと……。』

影が薄い、存在感が無い、さんざん言われたから……。

ついたあだ名が【静かなる黒鷹(サイレントゴースト) 】だしなあ……。

これでも一応Ａランクなんだけど……。

下級生にも気づいてもらえないし…。

夢乃「？何言ってるんです？当たり前の事じゃないですか！

友人に話しかけちゃいけないなんて決まりはないですよ！」

ブワッと、向かい風が吹いた気がした。

今まで感じたことのない衝動に駆られた感じだった。

“ 友人 ” ｰｰｰｰｰｰｰ。

その言葉一つでこんなにも胸がぽかぽかするものなんだ……。

『 ………ふふ、よろしく。夢乃……。』

よろしく、そう言って手を差し出したのも。

初めてだった。

マークが、また嬉しそうに鳴いた。

[夢乃］side

ふふっ、面白い方ですね！

この調子でどんどん探しましょう！