第六章第十一話 ページ11
「Aは必要だよ！！」
逃げる前にバンっとドアが開かれた。
ゴンとキルアだ。
ゴンはパームさんの前にくると言った。
「俺さ、Aといると安心するんだ！上手くいくと褒めてくれたり、駄目なところは叱ってくれたり...まるで本当のお姉ちゃんみたいに。」
「ゴン...」
「まぁ、俺もAに特訓付き合って貰ったし。」
「キルア...」
キルアもそう言ってゴンの隣に立つ。
パームさんはじっとゴンとキルア(主にゴン)を見つめると、「けど、言ったわよね。必ずあたしをNGLに連れていくって...！」と私の喉元にあった包丁を収め、ゴンの前に行く。
「大丈夫かよ」
キルアは私のそばに来るとそう言って手を差しのべた。
「うん。ありがと。」
キルアの差し出された手を掴み、立ち上がる。
その間、ゴンとパームさんの話は進んでいた。
「代わりにどうすればいい？」
「....そうね。１つ私の言うことを何でも聞いて貰うわよ。」と人差し指を上げて言った。
「お前な！ゴンが今どんな気持ちでいると...」
私もキルアの意見に同感だ。
しかしゴンは「うん、わかった！」とそれをのむ。
「つきあって」
ん？
「私とつきあって...！」
ま、まさかの告白！？しかもこの状況で！？嘘だろパームさん！！
そんなのゴンが了承するわけ...！
「わかった」
「え！？ゴン！！？」
「お前本当にわかってんのかよ！」
「うん。でもまぁ、何でもするって言ったし。」
いやいやいや！！何でもとは言ったけど！
もうちょっと考えてもいいんじゃないのゴンくん！！
「あんたも納得できんの！？こんなやり方でさ！」
「関係ないでしょ、あたし達2人の問題なんだから。」
そう言ってふふふと笑い始めるパームさん。
「まともに相手しないほうがいいぞゴン、こんな奴。」
「口をはさまないでちょうだい。あたし達2人の問題なんだから。」
「パームさん、それ言いたいだけじゃ...」
パームさんはとにかく黙っててと言ってゴンにデートのお誘いをする。
しかしゴンくん....
「あ、ゴメン、今日は無理！今日はキルアとトレーニングするから。そーだ！Aとパームも一緒にやろうよ！」
うぉい！！！断っちゃったよこの子！
付き合うのはよくてデートは断るのね！！
髪で見えないけどパームさんの顔が目に浮かぶよ。
するとパームさん、「は？何言ってんの？」と、言って包丁を突きだした。
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焼き肉(プロフ) - Mizuさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！そう言っていただけると創作意欲が湧いてきます！次の作品は未定ですが応援よろしくお願いします！ (2020年4月22日 19時) (
レス) id: a18e6f2f01 (このIDを非表示/違反報告)
Mizu(プロフ) - 作品読ませていただきました！もうすっごくすっごく好きになりました！！言葉を失うくらい素敵です！！他になんて言っていいかわかりませんが、、これからも応援させていただきたいです！！ (2020年4月22日 14時) (レス) id: 4855926a40 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あーさーさん» 最後までお読みいただきありがとうございました！！そう言っていただけて台詞だけにならないように工夫したかいがありました...！！ありがとうございます！ (2020年3月24日 1時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あーさー(プロフ) - 完結おめでとうございます！長い連載お疲れ様でした。キルア推しの私にはたまらない作品でした！各編の描写もとても丁寧で読みやすかったですしオリジナルも面白くて楽しく読ませてもらいました！大人キルアはさぞかっこいいことでしょう笑本当にお疲れ様でした (2020年3月24日 0時) (レス) id: 269b1665ad (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - 有希さん» お褒めの言葉ありがとうございます！逆に私はそういう描写を書くのが苦手なので羨ましいです(;o;)最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2020年1月8日 23時
