第一章第八話 ページ10
バッと後ろを見ると、さっき別れたはずのヒソカが立っていた。気配を消していた..もしかして絶？ヒソカも念能力者？
いろんな疑問が頭に沸き上がってくる。
「うん、君も合格♡僕が怪我したときは、よろしくね♡」
ヒソカはそれだけ言うと、また離れていった。
なんだったっだ？てか、合格ってなんだ？
「レオリオ！A！」
「ゴン〜！、クラピカ〜！」
よかった〜と二人に抱きつく。
「もう、来ないかと思った..。」
「A..」
「A〜、苦しいよ〜」
クラピカとゴンがそう言って私の背中をポンポンと叩くと、我に返った。
「ご....ごめん」
「ところで、なんでみんな建物の外にいるの？」
ゴンの質問に答えようとしたが、「中に入れないんだよ」とぴょこっと現れ、答えたのはキルアだった。
「絶対もう戻ってこれないと思ったぜ。」
「レオリオの香水のニオイをたどったんだ。」
なんとまぁ、凄いことだ。
まるで警察犬みたいだ。
けど、まだ五人全員残ってる。この調子で二次試験も..
「そんなわけで二次試験は料理よ！！」
え？
★
「豚の丸焼きかぁ。」
草を掻き分け、茂みを滑り、豚を探す。
二次試験は試験官が二人もいた。今は男の人ブハラの大好物である豚の丸焼きを作るべく、豚探しの最中だ。
「あ、いた。」
この豚、めっちゃ狂暴そう..
予感は的中、すごい勢いでこちらに突進してくる。
大きい頑丈そうな鼻..なぜそこまで大きいのか..
「それは一つ！！額を守るため！」
飛び上がり、額に向かって踵落とし。
すると豚はぶきぃと言って倒れた。
「ビンゴ！」
★
「豚の丸焼き料理審査！七十一名通過！」
よし！あとはあの女性、メンチさんを満足させるだけ！！
「あたしのメニューはスシよ！」
スシ？？
皆そんな顔をしている。
しかし、私は知っていたため、すぐに魚を取りに行った。
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2019年8月17日 17時
