演習試験 ページ5
壊しても壊してもきりがないコンクリートの壁
どんどんと壁が生えてくる。
セメントス先生に適した演習場で演習試験が幕を開けた。
それにしても格上すぎる！
私、切島、砂藤の周りにはコンクリート、コンクリート、コンクリート…
砂藤はもうキャパを越えそうだ。
切島も
そっか、なんで私たちがチームになったのか今わかった。
『私達、消耗戦に弱いチームじゃん。』
「あ！確かに！」
「うん…ダルい。」
砂藤！しっかり！
「鬼沢！俺達、もうすぐキャパ越えそうだ…鬼沢はまだいけるだろ！」
『っ…まぁね！』
もうすぐ越えそうだけど、強がってそう言った。
切島は「んじゃぁ！」と言うとコンクリートをぶち破り、私を外に出した。
それもセメントス先生から見えないところから
「気づかれるなよ！早く！ゲートに！」
そのとき、コンクリートが次々に生えてきて切島と砂藤を完全に囲んだ。
私が、私が何とかしないとっ！
セメントス先生が立っている先にゲートがある。だからそこを突破すれば良いけれど…
バレてしまう
どうする…どうする…。
私だってキャパ越えそうなのに。
と、そのとき、あの本を思い出した。
★
セメントス目線
この子達は消耗戦に極端に弱い。
「いいかい、戦闘っていうのはいかに自分の得意を押し付けるかだよ。」
コンクリートのなかにいる3人にそう言った。
返事はない。
3人ともキャパオーバーか。
すぐにリカバリーガールに連絡を…
と、そのとき、コツンと足元に石を投げられ、投げられた方を見ると中にいるはずの鬼沢が立っていた。
すぐにコンクリートで囲おうとするが、上に跳び上がりすぐにビルの上に登る
そして、
「っ！？消えた！？」
そう言えば最近新しい技を…まさか！？
きっとあの子はゲートに向かうだろう！
すぐにゲートに向かった
しかし、
さっき居たところからドーンと何かがつぶれる音がした。
戻ってみると、固めたコンクリートの囲いがボロボロになっていて、中に二人の姿がなかった
『せんせー。』
次は鬼沢の声が後ろから聞こえ、すぐに振り返る。
しかし、後ろには切島と砂藤がヘトヘトで座っているだけ。
キャパを越えた二人がこのコンクリートを壊せるはずがない
そのとき、リカバリーガールのアナウンスが流れた。
「報告〜。切島、砂藤、鬼沢チーム…条件達成！！残り時間約３分さね」
腕を見るとハンドカフスが1つかかっていた。
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
