・（回想） ページ33
※上鳴目線
次の日の放課後、俺は教室に残っていた。
「あれ？上鳴、あんたまだ帰らないの？」
耳郎と八百万が不思議そうに俺のところへと来る。
「まぁな！」
「ふーん。まぁ、いいや。じゃ、また明日ね、」
耳郎と八百万に手をふって見送ると、教室には俺とあいつだけ。
隣のＢ組からも声が聞こえない。
俺たち二人だけだ。
「なぁ、急にどうしたんだよ。爆豪。」
まるで恋愛マンガの告白シーンみないになっているけど違うからな！
俺は立ち上がり、爆豪の席の前に立った。
爆豪は座ったまま俺を睨み付け、口を開けた。
「職場体験が終わったら、Aに告白する。」
いつか、くると思った。
爆豪が鬼沢に告白する日が
「……なんで、俺に言うんだよ」
「てめぇもAのこと好きだろ。宣戦布告ってやつだ。」
なんだよ……それ……
「アホ面……てめぇにAは渡さねぇ。」
そう言うと、爆豪は鞄を手にとり、教室から出ていった。
爆豪になにも言い返せなかった。
だって、こんなことはじめてだったから。
こんなにガチで好きになったやつ事態、はじめてだったんだ。
だから、
なんて言い返せばいいかわからなかったんだ。
そんな自分が嫌で嫌で……
職場体験が終わったと同時に、鬼沢の顔が見れなくなった。
だって、もう、爆豪の恋人かもしれねぇから。
それから鬼沢と俺は全く話さなくなった。
そして、明日から期末テスト
今は昼休みだ。
あまり人が通らない廊下に呼び出された。
呼び出したのは可愛い女の子……ではなくて、同じくラスの男子。
爆豪だった。
「……」
「……」
数秒の沈黙があり、先に話し出したのは呼び出した張本人である爆豪だった。
「最近、Aと話してねぇじゃねーか。」
そうだよ、爆豪。
お前があんなこというから、思うように話せないだろ。
「フラれた。」
……は？
思いがけない一言に俺は唖然とする。
「告白……しようとしたが、無理だった。」
「……そうか……。」
弾まない言葉のキャッチボールは、俺の「そうか」で地面に転がった。
すると爆豪はその転がったボールを取ると、おもいっきり俺にぶつけた。
「ふざけんじゃねぇ！」
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
