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本当は施設の方ではなく、逆方向へ行きたい。
けど！
こんな感じで、助けに行けないもどかしさが身体中を巡る。
あともう少しで施設につくとき、頭の中でマンダレイの声が響いた。
《A組B組総員、戦闘を許可する！ヴィランの狙いの１つ判明！生徒のかっちゃんと鬼沢さん！二人はなるべく戦闘を避けて！単独では動かないこと！わかった！？かっちゃんと鬼沢さん！》
…なんで…勝己まで…
これも私のせいなの？
私のせいなら他人を巻き込まないでよ…！！
施設の狙い明かりが見えてきて、茂みを掻き分けるとあっという間に施設へついた。
駆け足で施設へと入り補習組がいるところを探す。
すると、１つの部屋のドアが無惨に破壊されていた。
『う、うそ…』
私はすぐさまそのドアに向かう。
『皆！』
声を上げて中に入ると、ブラド先生と生徒が数人
「誰だ！？ヴィランか！？」
透明になっていることを忘れていた私
『ち、ちが！』
違うと言いかけたとき、「鬼沢…？」と声がした。
人と人の間を通り抜けて出てきたのは上鳴だった。
「この声、鬼沢だよな！？どこにいるんだ！？」
『ここだよ！私は！』
上鳴のすぐそばまで行き、手を掴む。
「ぅおお！透明になってんのか！すげぇ！…てか！鬼沢！！狙われてるんだよな！大丈夫だったか！？」
『うん。見つからないように…ここに来て…そうだ、上鳴…私を殴って。』
一瞬、その場に沈黙が流れる。
「A！ヴィランに個性でもかけられたの！？大丈夫！？」
三奈ちゃんがそう言って心配する。
「確か鬼沢の透明化って攻撃されないと戻らないんだっけ？」
切島が期末の演習試験の事を思い出してくれたのか、説明してくれる。
「なるほどな！いきなりで焦ったぜ」
上鳴はそう言うと私の手をポンと叩く。
みるみると透明化が解除されていく。
「ん〜！！A〜！！！」
三奈ちゃんは私の姿がはっきりすると私に抱きついた。そして「無事で良かった」と涙目になって言った。
『…うん。心配かけて…ごめんね。』
三奈ちゃんが心配してくれたことにはすごく嬉しかった。
けど、
まだ、森の中には皆がいる。
戦っている。
傷ついている。
そんなことを考えるたびに胸が痛んだ。
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
