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「きゃー！！え！ほんと！？」
「これぞまさに恋ばな！！」
私以外の女子がきゃっきゃと盛り上がる。
私はというと体全体が熱くて首筋から汗が流れる。
「え！で！上鳴のどこが好きなの〜！！」
三奈ちゃんが、少し興奮気味で私に近づきながら質問した。
他の女子たちもさっきよりも前のめりで私の話を聞こうとする。
『チャラいし、馬鹿だし、面倒くさいけど……好き。好きな理由はパッと思いつかない…』
「気づいたら好きになってた的な！」
もっと盛り上がる皆。
なんか…恥ずかしい…！！
そのとき、梅雨ちゃんが思いがけないことを言った。
「私は爆豪ちゃんのことが好きなのだと思ってたわ。」
人差し指を顎にあて、首をかしげる梅雨ちゃん。
『勝己とはただの幼なじみだよ。』
「あー！確かに！…けどさ」とお茶子ちゃんがつづく
「爆豪くんがAちゃんのこと好きなんじゃないの？」
え、お茶子ちゃん、なに言ってるの？
『いやいや、中学のときに勝己から聞いたんだけどね…』
★
高校入試まであと一週間前と迫っていた。
「…こうして、こうすんだよ。」
『え、いや、わかんないし。もっと分かりやすくお願いします。』
「あぁ？なんでこんなもんだいもわかんねーんだよ！」
勝己って天才肌でなんでもすいすいっと出来る。だから“皆のわからない”＝“なんでわからないんだカス”みたいな。
だから、その教え方も天才にしかわからない。
『…そんな教え方だったら、彼女出来ないよ〜』
「うるせぇ！てめぇには関係ねぇ！」
『そういえば勝己の好きな子とか聞いたことない…。ねぇ、誰かいないの？』
勝己は少し黙ったあと「いねぇわ！」と声をあげた。
『じゃあ、どんな子が好きなの？それくらいあるでしょ？』
初めは「誰が言うか！」と言ってたものの、私がおしに負け、私を見ながら答えた。
「ショートカットで、たれ目で、口が悪くなくて、胸がでけぇやつ。」
★
『って、言ってたから私じゃない。寧ろ私と正反対の子だよ。』
そう言うと、皆、「爆豪にもタイプなんてあったんだ」と驚きを隠せない様子。
「あ！私そろそろ補習行かないと…！」
三奈ちゃんが勉強道具を持ち「じゃ！また後で〜！」と言って部屋から出ていった。
「もうそろそろ就寝時間ですし私たちは寝ましょう。」
百ちゃんの意見に賛成して、私たちは電気を消し布団のなかに入った
眠りにつくのに時間はかからなかった。
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
