未知 ページ25
そのあと、飯田がなんとかまとめてくれた
ただのマスコミがあのゲートを突破したことには驚きだが、とりあえず一件落着
ぎゅうぎゅうに押し詰められ、パニックになっていた人達も今は正気に戻ってご飯を食べたり、教室に帰ったりしている
私も早くカレーが食べたい
グルルとお腹がなり、唾を飲み込む
「鬼沢…あのさ…」
上から聞こえた上鳴の声
ん？なんだろう
てかいつもより声が近いような…
「もう離れてもいいと思うぜ」
私は何をしているのだろうか
もう大惨事はおさまり、人もぎゅうぎゅうじゃなくなったっていうのに私は上鳴にしがみついていた
すぐに離れて『ごめん』と謝る
「いや、寧ろ嬉しかったっていうか…あぁ！なんでもねぇ！ほら！さっさと昼飯食いに行くぞ！」
『…うん』
★
2回目のヒーロー基礎学はレスキュー訓練
これこそヒーローの本分だ
コスチュームを着て外に出ると、ぴっぴっと笛の音が聞こえた
「バスの席順でスムーズにいくように番号順に2列に並ぼう！」
飯田だ
そういえばさっき、委員長が出久から飯田になったんだっけ
そんなことを考えながら番号順に並ぶ
「お！ラッキー！隣じゃん！」
『うわ、アンラッキー、隣じゃん』
「ひどい！」
バスのドアが開き、次々に中へ入っていく
あれ？
思ってた席順と違う
もう皆座ってるところバラバラだし…
その時、後ろからドンと誰かに押され、手を捕まれ、乱暴に席に座らされる
こんなことするのはあいつしかいない
『勝己…ほんと変わらないよね』
中学の時もこんな感じだった
勝己は「けっ！」と言ってドスンと座る
まぁ、これも勝己の優しさだ
私は、どうにもバスだけが乗り物酔いしやすい
だからあえて窓際にしてくれた
『ありがと』
「…」
これも変わらない
勝己らしいな
勝己を見ると視界の隅に金髪がうつった
あ、そういえば私って上鳴と座る予定だったんだよね…
そう思いちらりと上鳴を見る
上鳴もこちらに気づき、小さく手をふる
私も小さく手をふった
そして窓に目をやる
そうじゃないと酔って気持ち悪くなってしまうし、なぜか今は上鳴の目を見れない
ほんとわけわかんない
そのとき、隣で勝己が小さく舌打ちをしていたことを私は知らない
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焼き肉(プロフ) - きな粉もちさん» コメントありがとうございます！そして、ミスの指摘もありがとうございますw自分でも笑ってしまいましたwこんな作者ですが、これからも小説をよろしくおねがいします！ (2017年7月10日 7時) (
レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 素晴らしく好きです() 壁の次、15ページオールマイトが...オール、ナイトにwwなってますwww面白いですこの小説！ (2017年7月10日 1時) (レス) id: 6d39800d09 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - ユキナさん» コメントありがとうございます！続編は7月6日か7日を予定しています！皆さんに「いいね」と言っていただけるような作品にしようと思うので、これからもよろしくお願いします！ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 続編頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - 黒アゲハさん» コメントありがとうございます！話の展開とか大丈夫かなと不安だったのですが、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張ります！ (2017年6月13日 22時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年5月5日 18時
