32話 ページ32
「どうしたらいいと思う？ほんとにぜんっぜんダメなんだけど」
赤「Aはさ、ほんとにそういうの空回りすると思うから自然体でいいんじゃないの。そういうとこが好きな奴だっているかもよ」
「それが本人に響いてないなら意味ないじゃんか」
赤「まぁ、、そう、だね・・・」
「はぁぁぁ、失恋かな〜。そうなったら家住めないから出ないと」
赤「じゃあ、うち来る？」
「えっ？まじ？」
赤「ジョーダン」
「あかーしも冗談とか言うんだね、意外」
赤「まぁね、」
それからもうお洒落作戦は諦めた
コイツにそう言うのしても無駄だと言うことに気付いた
もうこれは失恋ルートだわ、と一人諦める
何かもう一緒にいるのが精神的にキツイ
侑は全然その気ないから普通に接してくるし
それにいちいち振り回されてるこっちはたまったもんじゃない
もう引っ越そうかな・・・
思い立ったらってやつで某サイトで物件を見るがなかなかいいのがない
物件はタイミング全てだしな〜
まぁ一ヶ月くらいは探そ
それまでの辛抱だ
頑張れ私！！
それから数日が過ぎていつも通り仕事で先生の家へ行く
「お邪魔しまーす。せんせー、やってますかー？」
「ふっふっふっ、来たな深瀬ちゃん。今回は！なんと！ババーーーンっ！」
そう言ってドヤ顔で原稿を突き出してくる
「おぉ！流石！って、これが普通なんですけどね」
「えぇ！！もっと褒めてよ！！」
「偉いですねー。流石せんせー。じゃ、これはありがたく頂戴します」
「冷たい！深瀬ちゃん冷たいよ！！」
「己を顧みて下さい。日頃の行いです」
「じゃ、また来週もお願いしますね」
先生が期限内に上げてくれたおかげでいつもは説教する時間が暇になってしまった
コーヒーでも飲んで帰るか、と思いいつもとは違う道を通る
これが間違いだった
一方が上手く行く時はもう一方は上手くいかないなんてよくあることで、
カフェのある小洒落た通りへ曲がろうと思ったら先のほうに見覚えのある顔が見えバッと物陰に隠れ動機を落ち着ける
え、侑？うそ、なんでこんなところに・・・
ソローっと顔だけ出して確認すると
侑と可愛い系の女性が二人仲良く笑い合いながら通りを歩いてる
そのまま私が行こうとしていたカフェに入って行くのが見えて、いてもたってもいられず駅まで走ってそこから逃げた
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道楽(プロフ) - さーやさん» さーやさん、すみません。訂正致しました。ご指摘ありがとうございます！失礼しました。これからもよろしくお願いします！ (2020年7月5日 16時) (
レス) id: a75a20ac26 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - いつも楽しく拝見しています。小森君じゃなく、古森君ですよ。 (2020年7月5日 15時) (レス) id: 0df12cbb2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道楽
| 作成日時：2020年7月1日 14時
