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17日目 ページ17

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あぁあ!!本当に一緒の布団に入ってしまった...。

すぐ隣にいる実弥さんの背中をじっと見つめる。
そして、彼が哀しい顔をしていたのを思い出した。


こんなに広い背中で、きっとたくさんのことを抱えているのだろう。あの時のあの表情は、そんなことを思わせた。



「実弥さん」

「...なんだァ」


眠りかけていたのか、彼の声は少し掠れていた。
それがなんだか愛おしく思えて、胸がキュンとなる。


.....あれ、もしかして、私実弥さんのこと好きになってる?
いやいやいや!!まさか!...でも、彼に特別な感情を抱いているのは確かだった。



そして私は、彼の背中をギュッと抱きしめた。



「辛いことがあったら、抱え込まないで下さいね。」


そう言うと、より一層腕に力を込めた。







「...ずいぶんと積極的だなァ?」


その言葉に、ハッとして瞬時に腕を離した。




「ち、ち、違います!ただ実弥さんがさっき、哀しい顔をしていたので...その...」

「.....哀しい顔...そうか。ありがとな、A」


彼は体の正面を私に向けて、優しい笑顔を見せた。
そして、私の背中に手を回した。

グッと距離が近くなって、視界には彼の胸板が映る。
実弥さんの、トクントクンという胸の鼓動が聞こえた。




「...やっぱり、お前に声を掛けて正解だったなァ」

「声を掛けるっていうか...求婚ですけどね...」



苦笑いをしながらそう言うと、実弥さんも笑った。
彼の体温によって何だか眠くなってきて、瞼を閉じる。


あぁ、落ち着くなぁ。ずっとこのままでいたいくらい。

この時私は間違いなく、幸せな気分で満たされていた。









「実弥さん、私...実弥さんと結婚しても、良いかなって、ちょっと思ってます。」




それだけ言って私は、眠りについた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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XoxoBl00d(プロフ) - コメント失礼致します!初めまして!貴方様が描かれる実弥、本当かっこいいです!この物語が好き過ぎて毎日幸せでした!!欲を言えば結婚までの続編が読みたいです(;_;)これからもお身体にお気を付けて更新、気長に楽しみにしております!/// (2020年3月27日 0時) (レス) id: ea837440b3 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 時間一日(ときまいちじつ)さん» ありがとうございます!!(。_。*)お気遣いもありがたいです!!はい、待っていてください!!(〃▽〃) (2020年3月14日 0時) (レス) id: 58efbb325b (このIDを非表示/違反報告)
時間一日(ときまいちじつ)(プロフ) - コメント失礼します。とても読みやすく実弥さんすごくかっこいいです!お身体に気をつけて更新頑張ってください、気長に待ってます(*´ω`*) (2020年3月13日 22時) (レス) id: 4c0ef34530 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 月華さん» そう言っていただけて嬉しいです!はい!待っていてください(*^-^*) (2020年3月13日 13時) (レス) id: 58efbb325b (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - Aosugiさん» ほんとですか!ありがとうございます!( ; _ ; ) (2020年3月13日 13時) (レス) id: 58efbb325b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲良 | 作成日時:2020年2月28日 18時

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