04:心臓止まるって ページ4
「記憶が全然ない…。」
「あー、あの時な。」
「?」
腕を伸ばし、大きくあくびをしていると、大地は手を頭の後ろに回してこう言った。
「治療したの、Aだよ。」
「……エ、?」
「すげぇ顔色変えて、真っ先に救急箱を持ってきてさ、」
“まぁ、当の本人は今購買に行ったらしいけど“と平気で付け加える。
「な、え、は、はぁ!?」
眠気は覚めて、そして平気でおにぎりを食べている大地。
俺はガタッと席を立つ。
俺の様子にこの場にいたクラスの奴らから“菅原大丈夫かー?”と面白半分でからかってくる。
___________いや大丈夫じゃないから!心臓止まるから!
「あ、帰ってきた。おーいAー。」
俺の席の後ろのドアが開く音がする。
現在、大地の方を見ているので彼女の様子は見られない。というか直視できない。
これは重症だ。
「何買ってきたんだ?」
「パンとジュース。」
Aは大地のところに行って(俺の目線の範囲内に彼女がいる)普通に話す2人。
一方俺はまだ立ったまま、固まっている。
「…菅原?」
「……へ、」
そしてAは心配そうに俺に近づく。顔近いデス、Aさん。
顔色を伺っているようだ。いやいや、今の俺にそんな余裕はないって!
「おあwjdじゃk↑w」
「え、何語。」
嫌だ、俺。泣きそう…。
その後大地から、からかわれるのは言うまでもない。
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紫推莉 - 本当に面白かったです。大学生編があったら絶対読みます!!いい話をありがとうございました! (2022年6月12日 12時) (レス) @page37 id: 476647d32d (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ☆天香☆さん» コメントありがとうございます。私もどのような流れでくっつけていこうかなと迷っています(笑)頑張っていきますのでよろしくお願いします。 (2019年11月19日 17時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
☆天香☆ - ただただ純粋でにぶちんな二人が愛しいです・・・!!お前ら早くくっつけ!!と思いながら読むのが楽しいです。応援させて頂きます! (2019年11月19日 12時) (レス) id: 63e3e21700 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 海石榴《ツバキ》さん» コメントありがとうございます。頑張って更新していきますのでどうぞよろしくお願いします! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
海石榴《ツバキ》(プロフ) - とても面白かったです!応援してます! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノン | 作成日時:2019年11月17日 15時