中原中也の裏の顔【文スト】

ひみつ１０． ページ12

なンとかAに水を飲ませて、服着せて、髪を乾かして…



中「まるで介護だな」



『・・・ふふ』



中「何、笑ってやがる…」



『水飲ませてくれてありがとね、中也』



中「色々思い出すから、其れは云うンじゃねェ！」



『照れてるの？可愛い！！』



中「誰のせいだと思ってンだよ…てか元気じゃねェか手前」



『誰？？』



中「手前しか居ねェだろうが！！」


そんな言い合いをしつつ、ドライヤーでAの髪を乾かしていく。

髪柔らけェし、一本一本が細くて…





中「綺麗……だな」



『え？なに？』



中「なンでもねェよ…此方向け。前髪やるから」



『はーい』



くるっと180°回転したAの前髪を掬って出来るだけ丁寧に乾かしていく。







ギュッと閉じられた瞳。






今なら______________









チュッ………





『へ？今何した？』



中「んー？接吻」



『不意打ち禁止って云ったよね！？』


顔赤。猿かよ…とか云うとまた口喧嘩になりそうだから辞めておく。




中「別にいいだろ、付き合ってンだし」



『えぇ！？』



中「否、逆にえ？付き合ってねェの？？なァ…」




Aの横の壁に手をついて、
耳の近くで、はっきりと聞こえるように______



中「なァ……どっちなンだよ」



『っ反則！！レッドカード！退場！！』



中「ふはっ…さっきの仕返しだ莫ー迦」



『はぁ！？莫迦じゃないし！！』



中「否、そこかよ…」



『そこだよ！！！』



いまいち此奴の考え方は分からねェが、
ただ、こンな会話が出来てることが、
幸せだなァと感じた。柄にもなく。





中「はい。髪終わった」



『ありがとー…んじゃあ、はい！』



元気よく立ち上がり、此方に両手をガバッと広げた彼女。
つまり、寝台まで連れてけと云う事か…




中「チッ…しょうがねェな」



『ふふふーー』


#俺の彼女可愛すぎて困る件について


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たくさんのhitやらお気に入り、評価、コメントまでありがとうございます！！

風呂+脱衣場から出るのに、何話消費してんだって話ですよね！！爆笑


でも楽しいじゃねぇですか…風呂とか脱衣場とk((


兎にも角にも、これからもよろしくお願いします。
更新がなかなか進まなくてすみません…

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