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＃８ ページ9
「ほな、いってくるな？
お腹空いたらテキトーに冷蔵庫あさってくれてええから」
今日は２限から大学で、夜までバイト。
さすがに２日間続けて休むのは気が引けたから、今日は大学に行くことにした。
どうせ明日からの土日は休みやし、月曜は全休やから、
とりあえず今日は我慢してな、って言ったら、しげは小さくやけど頷いてくれた。
＊
「う、わ……降ってるなぁ」
バイト帰り、最寄駅に着いた時にはすでに土砂降りになっていて、なんなら雷もついてきよった。
洗濯物外に干さなくて正解やったなー、とか呑気なことを考えてたら気づいた。
「……しげ、大丈夫なんかな」
なんとなく、やけどしげが危ないんとちゃうかなって、妙な胸騒ぎがして俺は帰路を走った。
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作者名：シャルル | 作成日時：2019年7月14日 21時
