卑しき狗は笑わない 参

梶井&鴎外 バースデー！ ページ10

「そういえば今日、梶井の誕生日だな」




前にあった時に誕生日を教えてもらったんだったな。
強制的に。



「何か持って行こう」



確か梶井は檸檬が好きだったな。
檸檬を使った小さいケーキでも作るか



ーーー
ーー
ー



『……終わった』




意外と大変なんだな。
檸檬のケーキ作り。


まぁ何はともあれうまくできた。



早速渡しに行くか


ーーー
ーー
ー


『梶井』



「！Aさん」



『誕生日おめでとう』




「………ケーキだ！」


『お前の好きな檸檬を入れてみた』



「やったよ！やっとまともなものが来た」




まともなものが来た？




『どういう意味だ？』



「それがね、

最初に太宰さんが
【自 殺参考書】を持ってきて


芥川さんは【おめでとう】だけ。


中也さんは
【お酒】を持ってきてくれましたよ。」




『酒なら良かったじゃないか』




「でもね、空の奴を渡されたよ。
なんか中也さん、酒っぽい匂いするなとは思ったんだよ！まさか酔って空の奴を渡されるとは思いませんでしたよ！
ちゃんと捨てましたけどね！？」



『ちゃんと捨てたんだな』






「まぁ、Aさんのが一番良かったです」




『そうかありがとうな』





そういい私は部屋を出て行った。


「………美味しい！檸檬も中に入ってる！
やっぱりAさんに教えといて良かった」





『(誰か忘れているような)まぁいいか』


ーーー
ーー
ー





「でもねぇ、梶井くん
忘れられてないだけいいんじゃないかい」




1人なくその人は森鴎外



梶井と同じ誕生日で、余り目立たなかった人




「みんな普通、私の方を覚えているものだよね！？なんでみんな梶井くんの方行くかなぁぁ！？」





「リンタロウ」



そこに寄り添う少女




「誕生日おめでとう！」





「エリスちゃん。・゜・(ノД`)・゜・。」




こちらは小さなバースデーのようです。




ーーーーーーーーーー






森さんの扱い悪いと思いますが
いいんですよ。




それでは




【梶井基次郎】さん
【森鴎外】さん、




Happy Birthday！！！！






あ、星に色が付きました！
本当ありがとうございます！



(こっちがメインなんて言えない)

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