玖拾参 体目(93体目) ページ18
〜貴方 視点〜
フィッツジェラルドが入ってから
10分くらい経ったか?
『この手錠、外すか』
【斬灯・手錠】
金属だから音が!
ギィーという音は苦手だ。
『よし。そろそろ出よう』
「ねぇ」
後ろから聞き覚えのあるこえ、しかもつい先ほど聞いたような声だ。
『S』
「さっきぶりだね、A。
君にはまだここにいてもらう」
『あいつの依頼か』
「さぁ、どうだろうね?」
ニコニコしながら答えるS。
太宰に似ていて、苦手なやつだ。
「大丈夫だよ。あの二人の所に連れて行くだけだし」
『そうか』
「じゃあ行こうか」
ーーー
ーー
ー
『!!!』
着いた時にはフィッツジェラルドは押されていた。
そして、中原は身体中に黒いオーラのようなものが滲み出ている。
太宰は芥川を支えている。
『あいつは中原……なのか?』
「正真正銘、君の同僚の中原中也だ」
『誰かの異能には見えない。もしかして、中原の異能か?』
「当たり。あれが中原君の異能力の本当の力。
だけど本人は操れないみたいだけどね」
そう言っている間にもフィッツジェラルドの上に中原の異能で出来た黒い何かが、襲いかかっていた。
止めなくてはいけないな!
私も早く帰りたいものだし。
『中原ぁぁあ!!!!!!!』
太「!!!中也!」
太宰が中原に向かって走る。
異能を解除するようだな。
太宰「人間失格!」
太宰が無駄に大きな声でさけび、中原に触れると異能は解除され、中原は血を吐きながら床に倒れた。
『中原!』
中「A、無事だったか。良かった」
太「中也ー、帰るよー」
中「おい、俺が動けねぇの知ってんだろ」
『私が担いで行こうか?』
芥「いや、やつがれが羅生門でもつ」
フ「………フハハハ!」
ふらふらとしたフィッツジェラルドが笑いながら私たちを見た
フ「あの手錠から抜け出すことはわかっていたけど、まさか君が手助けしたのかね?S」
S「依頼は捕まえてくる所までだ。
そのあとは僕の自由でしょ」
そう言うと、Sはスゥーと消えた。
フ「念のためもう一度聞くが、
組合に移る気はあるかい?」
『先ほどと同じだ。ここに来る気はない』
『帰ろう』
太・中・芥「はーい/おぉ/あぁ」
皆で歩き出すと入り口付近で
フィッツジェラルドが
フ「いつでも待っている」
と不敵に笑った。
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トマトマン(プロフ) - �さん» おそ松さんも好きなので是非見させて貰います(_ _*) (2016年3月18日 19時) (レス) id: 7c2eb96b69 (このIDを非表示/違反報告)
薆(プロフ) - トマトマンさん» いつも見てくださりありがとうございます!!!私も好きなキャラとかが話に出てくると時々死因が萌えになりますwww昨日、新しい話も作りました!文ストとおそ松さんのコラボです!ギャグっぽくしますが、絶対シリアスになる気がする作者からの宣伝でした! (2016年3月18日 15時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - ヤベー超面白いwww芥川がwwww萌えが死因ってwwwww夢主最強じゃん!!今回も良かったです(*^^*)楽しみにしてます!! (2016年3月18日 14時) (レス) id: 7c2eb96b69 (このIDを非表示/違反報告)
薆(プロフ) - 中年男の行方ももう少し書きたいと思います。ヤバかったので指定が入るかと思いましたよ(ーー;) (2016年3月4日 21時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 可愛い可愛い夢主ちゃんが汚れれたーーー!!(T_T)中年男許すマジ!!#(`^´)続き気になります!更新頑張って下さい。(^^) (2016年2月29日 20時) (レス) id: 67a72e858a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤンデレピエロ | 作成日時:2016年2月15日 16時