memories 陽だまりの中で

sixteen ページ16

芥川『っ………………？』


太宰『おっはよー』


芥川『太宰さん？』


中也『少しは疲れ取れたか？』


芥川『中也さん……お２人ともおかえりなさい』


太宰『ただいま。さてさて、ご飯にしようか』


中也『今日は無花果も用意してるからな』


芥川『ありがとうございます』









中也『そういえば行きたいところ、決まったか？』


芥川『お２人とお出かけが出来るのであれば、僕はどこでも構いません』


太宰『じゃあ遊園地にでも行かないかい？かなり大きいところの』


中也『遊園地かぁ……』


太宰『芥川君行ったことある？』


芥川『いえ』


太宰『なら丁度いいんじゃない？』


中也『じゃあそこにするか』


芥川『はい』


太宰『織田作にもあとで色々聞いてみよう』


中也『坂口の方が詳しくねぇか？』


太宰『ふふふっ……マフィア幹部が遊園地……』


中也『やめろ気持ち悪ぃ』


太宰『いや、悪い意味じゃないよ。むしろ私たちにとっても思い出になるんじゃないかな？』


中也『まぁ、そうだな』


太宰『芥川君、遠慮はいらないよ』


芥川『？…………はい』


中也『遠慮せず楽しめよ』

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