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「疲れた...」

一人中庭で深い溜息をつく。両膝を抱えて頭を埋めていると、先程の乱脈な騒動の重圧感や心労から解放されたのを実感できて、ほっとした。

「にしても、アスモデウス・アリスの表情ったら、おかしかったよなぁ...」

俺は笑いを堪えきれず、かっかっかと喉の奥を鳴らした。

「...あー」

糸をたぐるように次々と思い出していく、数十分前の出来事。それは、俺が理事長にさんざん振り回された後、突然部屋に新入生代表が入ってきたことから始まった。

新入生代表は徐に入間くんの前で跪き、

_この身全てを捧げ、入間様の学園統治に尽力致します!

と、喜悦の声を上げて言った。

どうやら悪魔の世界では敗者は勝者に従属するのが習わしらしい。

その後のことは知らない。完全に二人の世界に入った所を見計らって、さっと抜け出してきたのだから。

「従属かー、天界にはないなぁ」

ふっと笑って、空を仰いでいると、

「Aくん!」

頭上から声がした。見ると、上階の外廊下から入間くんと新入生代表がこちらを見下ろしている。

「今そっちに行くから待ってて!」

入間くんは叫び、頭を引っ込ませた。

「別に来なくていいのに...」

今は一人でぼーっと空を見て、頭の中を空っぽにしたかった。誰とも関わり合いたくなかった。入間くんから距離を置きたかった。

「...変な奴」

なのに、何故か俺はもう二人の姿はないというのに、外廊下を見続けていたのだ。







「えっと、改めて紹介するね!さっきも話したと思うけど、Aくん!」

入間くんは新入生代表に向けて俺を紹介し、

「で、知ってると思うけど、こっちがアズくん!」

次に、俺に向けて新入生代表を紹介した。

「ふん、入間様以外微塵も興味がないが、折角入間様がおっしゃったのだ...」

新入生代表は心底嫌そうに右手を差し出した。

「はは、何だそれ」

俺は脹脛(ふくらはぎ)に力を入れ、その場に立ち、

「でも、仲良くしようね。アリスくん」

と、アリスくんの手を優しく握った。



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設定キーワード:魔入りました!入間くん , アスモデウス・アリス , 鈴木入間   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:変なおっさん | 作成日時:2020年1月11日 5時

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