１３ ページ14
．
待ち合わせのアイドル科の学校前
クリスマスの時期もあってかカップル達が通り過ぎていく。
ついさっき
『ちょっと遅れる』
ってメールがあったから時間かかるかも。
なんと言ってもこの季節だ
マフラーに厚手のコートを着ててもやっぱり寒い。
手袋を忘れると言う相変わらずのおっちょこちょい加減には呆れていて、両手に息を吹きかけても無駄な抵抗のようだった。
(ライブの時は寒さなんて忘れるぐらいの熱気だったのにな)
｢早く来ないかな……。｣
なんて、独り言をぼやいていた時だ。
後ろからトントンと方を叩かれた
やっと彼が来たと少し胸弾ませながら振り返った。
｢ねぇねぇ君｣
｢ここの建物の行き方知ってる？？｣
残念なことに予想は外れ
私に話しかけてきたのは若い二人組の男。
どうやら迷ってしまい
道を教えて欲しいようだった。
｢あ、え、えぇっと。この建物ならあそこの道を…｣
私は人に何か言われると断れない様で
こういうことは多々ある。
彼らが持っていたスマホのナビを指さしながら説明していると。
｢あー。よくわかんないからさ、ちょっと一緒に来てよ〜｣
｢え？あ、でも私、人待ってるので｣
｢いいじゃん。人助けだと思ってさ〜｣
いきなり両側から腕を掴まれて
引っ張られた。
(そ、そんなに道って分からないものなの！？)
確かに人助けはして上げたいけど
あの建物ならここからも見えるし…
あ、そうだ。
前にもあったんだこういうこと。
これは道を聞いてるだけじゃない。
咄嗟に遅くも気づいた私は
心の中で彼の名前を呼んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝凪世一!!(プロフ) - ああぁあ可愛いなぁもう二人とも！！(更新楽しみにしてます！好きです！( (2019年5月22日 21時) (
レス) id: 9b8c8fca60 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - 駆け出しknights Pさん» 分かります！凛月くん私も大好きです！！ (2017年12月11日 7時) (レス) id: 54ac0fc1fc (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - りありあさん» ありがとうございますっ！励みになります (2017年12月11日 7時) (レス) id: 54ac0fc1fc (このIDを非表示/違反報告)
駆け出しknights P(プロフ) - 東雲さんが書く夢主ちゃんとりつくんが可愛い過ぎます！！更新楽しみに待機してます!! (2017年12月10日 16時) (レス) id: e6c5dbb4d0 (このIDを非表示/違反報告)
りありあ(プロフ) - わぁ！！すっごく面白いです！！！！！更新頑張ってください!! (2017年12月10日 16時) (レス) id: 9911392bb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もち子 x他1人 | 作成日時：2017年12月6日 19時
