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未悠「やっぱりレイ先輩ってモテるんですね〜。」
レイ「どうしてそう思うの?」
レイは左に首を傾げた。その拍子彼女の髪の毛が、サラリと揺れる。
なんでってそりゃ思わない方が馬鹿だ、というかこの人は自分がモテてるという自覚がないのか?と未悠は思った。
ハズレ。彼女は馬鹿じゃない、鈍感でもない、自分が可愛いことくらい、モテることくらいとっくの昔から知っている。飽きるほど自分の綺麗な顔を鏡で見てきたから、耳にタコができるほど、愛の言葉を囁かれてきたから。
未悠「だって、この前も告白されてたじゃないですか!それに、うちのクラスの男子達がチャリ部のマネージャーには天使がいるって騒いでましたよ!」
東堂「確かにモテるよな。オレほどではないが!ワッハッハ!」
東堂が自信満々にそう言ったのを見て、レイはため息をひとつ。何故こんなにナルシストに育ったのだろう…いや、出会った時には既にこいつはナルシだったな、なんて思いながら。
未悠「でも本当、レイ先輩って天使みたいですよぉ〜。」
レイ「はは、よく言われるよ。」
レイ(飽きるほどに、ね。)
レイは寂しそうな、辛そうな声でそう言った。なんとなく、表情も悲しそうだった。
未悠にはわからなかったが東堂にはその顔が、声が、いつもとは違うことがわかったがあえてそこは触れないでおいた。
東堂「そうだレイ、あと2週間でテストが始まるだろう?」
気を遣ったのか、東堂が話題を変えてきた。流石、登れる上にトークも切れる男だ。←今美形は必要なかったので入れなかった。
レイ「あ、そうだね。それがどうしたの?」
東堂「勉強、教えてくれないか?」
口元に人差し指を当て、少し考えてからレイは口を開いた。
レイ「いいよ、別に。どうせ荒北とか華代とかの勉強も見ないとだし。」

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もち米太郎(プロフ) - しおらんさん» コメントありがとうございます!!東堂めっちゃ好きで勢いで作っちゃいました笑行き当たりばったりの思いつきの話なので本当文才ないですけど今後も頑張りますんで今後もよろしくお願いします! (2018年9月11日 6時) (レス) id: 498205eb8a (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!荒北も好きだけど東堂かっこいいです!早くくっついてほしい!これからハラハラしそうな予感ですが続き楽しみです!頑張って下さい! (2018年9月10日 13時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち米 | 作成日時:2018年8月13日 18時