転生愛され少女とワイワイ日記 Part6 【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】 (ページ5)

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5話ページ5

納得できず不満なのかぐちぐち文句を呟く三人

クウカ「(ん…？……もしかして、ウチが薪を集める方を選んだら、

Aちゃんとラント君と一緒になれる！？

絶好のチャンスじゃない…！)」

何を考えたのかクウカ先輩の瞳に光が差し込んだ気がした

マタロウ「じゃあ、僕はキノコ探しにするよ…」

コマ「僕も……」

ジンペイ「なぁ会長、もしもAに何かあったら……分かるよな？」

ジンペイ君はラント君を見上げると、ドスの効いた声で警告する

ラント「では君達4人は、キノコを探しに」

『(4人……つまり、クウカ先輩はキノコ探しに行かせるつもりなんだね…)』

クウカ「ぁッ！でっ、伝説のキノコの大きさだと煮込むのも時間かかるし、薪も沢山必要になると思うから…！

私も手伝うねっ！！//」

クウカ先輩は早口で必死に言うと勢いよく顔を上げて拳を作った

『(凄い早口……クウカ先輩、必死だな〜；)』

ラント「…ではそれで」

『分かりました。頑張りましょうね、先輩！』

クウカ「うんっ！」

クウカ先輩の顔には嬉しそうな笑顔が浮かんでいた

____

私、ラント君、クウカ先輩の3人で、軽く補装された道を歩いて、

クウカ先輩は私達から距離を取って数メートル離れた後ろをテクテク歩いているに対し、

私とラント君は何故か横に並んで歩いている

『(最近、私とラント君の距離が近い……；)』←

クウカ「………///

(それでもいい。どんな姿でも、どんな形でも…ウチはラント君の傍にいて、ラント君と一緒に戦うよ

勿論、Aちゃんとだって…！

でも…そう決めたのに……

ウチだと気付いて欲しいと思ってる、自分もいる……

Aちゃんとラント君自身が気付いてくれたら嬉しかったけど…)」

『(クウカ先輩、辛そう……)』

私は知られないように後ろを見ると、頬を染めて私達の後ろ姿を見つめるクウカ先輩が見える

クウカ「(こうなったら、ウチから話してしまおうか…)」

____

[クウカの妄想]

クウカ《2人とも！//》

『《《ん？》》』

クウカ《今まで…ずっと言えなかったんだけど…！

ウチ本当は…本当は……！

クマ子なのぉぉぉぉっ！！///》

ラント《っ！》

『《えっ！？；

………なーんてね♪》』

ラント《…知ってたよ》ﾌｯ

クウカ《えっ……？//》