4話 ページ23
更にクマ子はラントに対してこう話す
クマ子《提案なんだけどさ、
ウチら良い宇宙人と手を組んで、君の家族を消した奴をやっつけるってどうかな?》
ラント《何ッ!?》
クマ子《考えておいてよ!宇宙の事だったら、ウチ 役に立つと思うからさ!
一緒にやろうよ、良い宇宙人探しっ!》ニコッ
ラント《……お前…》
笑顔を向けているクマ子を唖然とした様子で見つめるラント
クマ子《あっ!興奮しすぎて喋りすぎちゃった……本当は口下手なのに……》
話しすぎてしまい口元を押さえて恥ずかしそうにするクマ子
だが直ぐにラントの方を見て口を開く
クマ子《ウチ、雲池クマ子!》
ラント《俺は………霧隠ラントだ》
NOside終了
____
クマ子 (ラント君と出会った頃のウチは、自分に自信が無くて、引き籠もりがちで、妄想ばかりしていたっけ……
でも、ラント君の前では不思議と…
絶対に秘密は守る!)
____
[頂上付近]
今、クマ子先輩はバンジージャンプの道具を身につけられていて、
橋の端っこに立たされている状況は、遠くにいる私でも危機的状況だとわかる
『ヤバいね……!;』
ナユ「そろそろくれる気になったかな?YSPウォッチの設計データ♪」
クマ子「し…知らない!;」
この状況でもクマ子先輩は、ナユさんにウォッチの設計データを渡す気は無いようだ
ナユ「はあ?コイツ、いちいちイラつかせてくれるわね
それじゃ、バンジー!」ドンッ!
イラついたナユさんはクマ子先輩の背中を両手で思いきり押した
クマ子「わっ…うわっー!」
クマ子先輩はバランスを崩してしまい、十数メートルの高さはある奈落の底に落とされた!
『クマ子先輩!!』
私は助けに行こうとしたが、グッと堪えた
『(くっ…"彼女が尻尾を出すまで"我慢しなきゃ……;)』
私はラント君の方を見ると、
彼も私と同じように堪えて木の陰に身を隠していた
ラント「っ…!!絶対に…接触して来る筈だ…!」
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年10月6日 3時