転生愛され少女とワイワイ日記 Part2【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】 (ページ43)

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2話ページ43

私は口を開こうとするが、急に稲妻の音がしたので外を見る

私達の目には、"アカテントラズ収容所"が霞みにかかってぼんやりと見えた

コマ「あれが、アカテントラズ収容所…」

マタロウ「なんであそこだけ曇ってんの…？」

『何でだろうね…？』

ジンペイ「なんか面白そうじゃん！」

ジンペイ君はこんな時でも楽しそうな表情をしていて、その姿を見て私の口から笑みが溢れた

『やっぱり、ジンペイ君はジンペイ君だね』ﾆｯ

マタロウ「はは…；」

____

私達は、収容所ではお決まりの白と黒のシマシマ模様の服に着替える

「ヒヒヒヒッ」

「可愛いじゃねえか」

「新人さんいらっしゃ〜い」

『(彼らは本当に私達と同じ中学生ですかね…)；』

中学生とは思えない姿をしている男子生徒達を見て、私はそんな事を考えていた←

マタロウ「海の孤島まで来ちゃったけど、ここって学園の敷地内だよね！？；」

コマ「YSPウォッチもスマホも没収されちゃったし…」

ジンペイ「まぁまぁ、なんとかなるだろ！」ﾆｯ

そう言いながら、能天気に後頭部に手を組むジンペイ君

マタロウ「呑気かっ！；」

？「あの…」

『ん？(彼は…)』

？「君達も、ここに来たのは初めて？」

『はい！全員初めてです！！』

？「良かったぁ……」

男の子はふわふわした髪の毛を揺らし、安堵のため息を吐く

？「初めて同士、よろしくね。僕は、2-B組の"田町トオル"。

君達は一年生？」

『はい！私は竜世Aです！』

ジンペイ「俺は寺刃ジンペイ！」

コマ「小間サン太夫です！」

マタロウ「玉田マタロウです！」

私達はトオル先輩に、ザッと自己紹介した

トオル「皆と話せて嬉しいよ。1人でいると、ちょっと怖くて…」

マタロウ「怖い…？」

トオル「うん。知っての通り、アカテントラズ収容所はテストで赤点を取った生徒を再教育する施設なんだ。

最近、すごく厳しいスパルタ教師達がやってきて、生徒が補習から帰ってこないらしい」

ジンペイ「ジャカルタ美容師！？」←

マタロウ「スパルタ教師ね⁉︎；」

ジンペイ「クタクタウミウシ…」←

『スパルタ教師だよ；』

ジンペイ「スバル団吉！」←

『誰ですか……；』

……まぁ、話を戻して←←

マタロウ「気になるとこそこ！？生徒が補修から帰ってこないってところだよね！？」