転生愛され少女とワイワイ日記 Part4【妖怪学園Y】【高等部編】 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:70 hit、合計:23,154 hit

7話ページ7

____

『……あれ？ここって………』

気が付くと、どこかの部屋に移動しており

その真ん中にある円状の土台の上に私達は立っており、アマーナさんとライム君は外側に立っていた

おそらく、ここが宮殿の中なんだろう

フブキ「ワープしたの？」

コマ「じゃあ最初からワープでここに来ればよくない？」

コマ君が不満そうに眉を寄せてそう言うと、マタロウ君も「そうだよ！」と同意して声を出した

が____

ジンペイ「…なんだ！？；」

コマ「マタロウくん、その声……！；」

『う、嘘でしょ？！；』

なんとマタロウ君の声が劇的に変化し、まるでイケボのようになっていた←

マタロウ「僕、良い声になってる！？：(イケボ)」←

アマーナ「失礼しました！

空間転移の弊害で、たまに声が変わってしまう方もいるのです…！；」

マタロウ「えぇッ！？；」

ライム「すぐ戻るから大丈夫」

頭を抱えて声を上げたマタロウ君に、ライム君が安心させるようにそう言った

マタロウ「あっ、そうなの？」

慌てふためいていたマタロウ君は、その一言でなんとか落ち着きを取り戻す

すると、マタロウ君は考え込むように顎に手を当てていて、そして何か思いついたのか上を見上げた

そして、マタロウ君はキリッとしたキラキラした目をしながら、私の方に向く

マタロウ「Aさん、僕のこの良い声はカッコいいかな？(イケボ)」←

そう言って、イケボを自慢するマタロウ君

そう言われた私は少しの間、黙っているとこう答えた

『…確かにいい声だけど……

やっぱり私は、いつもの優しいマタロウ君の声の方が、好きだな！！』

マタロウ「えっ……！///(イケボ)」

私は満面の笑みでそう言うと、マタロウ君の顔がどんどん赤くなり、とうとう全体が真っ赤に染まる

マタロウ「…っそ、そうかな？///

は…早く戻らないかなぁ～！！/////(イケボ)」

横を向いたマタロウ君は、赤らめたまま嬉しそうに笑っていた

その後ろでは……

チアキ「調子のってんじゃねぇよ、タマネギ野郎」←

ラント「おい、その腑抜けた顔を早く戻すんだな」←

ライム「ならいっそ、マタロウ君の声を一生あのままにしていいかな？(黒笑)」←

それを見たみんなは嫉妬の炎を燃やし、マタロウ君を睨んでいる←