転生愛され少女とワイワイ日記 Part4【妖怪学園Y】【高等部編】 (ページ39)

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11話ページ39

ライム「……負けたよ

分かった、みんなの力を貸してくれ」

『私も自分勝手に戦おうとしてごめん……

最後までみんなと戦うよ！』

ジンペイ「あったりまえだ！」

二人の言葉を聞き、ジンペイは拳を握って元気よくそう言った

ライム「よし！行こう！」

『うん！』

ライムとAが共にそう意気込んだ時…

突然、上空から大きな金色の船が現れ、その上にはアマーナと翼夜の姿が見える

アマーナ「話はまとまったようですね」

翼夜「待っていましたよ、みんな」

『アマーナさん！翼夜さん！』

メラ「これで連れてってくれるのか…？」

前に降り立った巨大な船を見上げながら、二人はそう言う

すると、みんなに向けてアマーナと翼夜はこう話した

アマーナ「決戦の前に、少し寄り道をさせてください」

翼夜「どうしても"見せたいもの"があるんです」

　

そしてA達は船に乗り込み、空高く飛んでいった

____

上空を飛んでいる船の下から見える、アトランティスの街並みを眺めるA達

フブキ「こうしてみると、平和な世界ね」

マタロウ「僕たちが住む世界と一緒だね」

近くにいるライムと翼夜は景色を眺めながら、口を開く

ライム「オズマの存在は恐ろしいけど、みんな希望を捨てずに生きてるんだ」

翼夜「私はみんなの笑顔を見るのが好きだった……

だから、私はみんなのことを支え続けたんです」

『翼夜さんもライム君も、アトランティスのみんなが好きなんだね……』

Aは二人の話を聞いて笑みを浮かべていると…

ジンペイ「……！」

ジンペイは下から見える町の中に、笑っている2人の親子を見つけた

____

[過去の回想]

陣人《お前の母さんは強かった…誰かを助けるために、迷わず命をかけられる人だった

だから父さんも負けてはいられないんだ！天国からバカにされちまうだろ？》

ジンペイ《……そっか！俺も母さんに会いたいなあ！》

陣人《お前も誰かを守るために戦える男になったら、母さんが会いに来てくれるかもしれないぞ！》

ジンペイ《ほんとうに！？》

____

ジンペイの頭に父の言葉が思い出され、そのまま小さな声で呟く

ジンペイ「父さん……俺、守るよ。母さんのように

Aっていう、絶対に守りたい人ができたからさ………」