転生愛され少女とワイワイ日記 Part4【妖怪学園Y】【高等部編】 (ページ38)

今日:1 hit、昨日:52 hit、合計:22,987 hit

10話ページ38

Aは迷わずそう答え、ライムの手を優しく握った

『……行こうライム君、最後の戦いに』

ライム「……うん。僕と君で終わらせよう」

微笑み合ったライムとAは手を繋いだまま、宮殿内に戻って廊下を共に歩く

ライム「(…A、君は危険な戦いを前にしても、こんなに温かい表情が出来るんだね……

君の事は絶対に僕が守るよ……たとえ自分の全てを賭けることになったとしても………)」

Aの横顔を眺めながらライムはそう思い、二人一緒に外に続く扉を通った____

ジンペイ「抜け駆けはなしだぜ！A！ライム！」

ライム「！」

『みんな…来てくれたんだ……！』

ライムとAの前にいたのは、笑みを浮かべながら二人のことを待っていたジンペイ達だった

豪万蛇「乗りかかった船、降りるわけにもいくまい」

須佐野「一緒に戦わせてもらうぜ！」

コマ「みんなで頑張ろう！」

フブキ「私達を置いていくなんて、Aでも許さないわよ！」

チアキ「僕達だって、Aと一緒に戦いたいんだからさ」

みんなが来た事に驚いたライムだったが、元の調子に戻ってこう言い放った

ライム「まだ分かんないのか……！君たちが加わっても、大して勝利の確率に変化はない！

これは、オズマとテラノーグ…そして最虹丸の決戦なんだ！」

ジンペイ「それはお前の勝手な意見だ！」

ライム「！」

ジンペイはライムに言い返すと、真剣な顔でこう言った

ジンペイ「お前はこの世界を救いたいからY学園に来たんだろ？

なら俺たちも一緒だ！この世界を救うために、俺たちも戦う！

お前らだけの戦いだなんて、決めつけんなよ！！」

『ジンペイ君………』

ジンペイの気持ちを聞いた2人は、ジンペイを見つめたまま黙る

ラント「それに、私たちも日々進化している。その力を100%マザーが計算できているとも思えない」

豪万蛇「お前たちのサポートをしたいわけではない。我々は我々の戦いをするまで」

チアキ「止める権利は2人にはないっしょ」

三人もライムとAにこう話す

そして二人を見つめたまま真剣な表情でジンペイはこう言った

ジンペイ「てわけで、俺たちも戦う！

たとえAだろうと、文句は言わせないからな！」

『「…………」』

みんなの言葉に2人は黙り込み……

そして折れた二人は笑みを零す