転生愛され少女とワイワイ日記 Part4【妖怪学園Y】【高等部編】 (ページ11)

今日:69 hit、昨日:31 hit、合計:23,152 hit

11話ページ11

アマーナ「…マザーは私たちにこう告げました

"究極の科学から生まれたオズマには科学は通用しない

ならば、科学では解明できない不思議な力が必要である"と」

ラント「"科学では解明できない力"だと？」

『それは一体……？』

ラント君と私がそう口にすると、アマーナさんは一度、私達に背を向ける

アマーナ「えぇ。マザーが出した答え……

それは地球の未来に生まれる、科学では解明できない力…

"妖力"」

ラント「妖力……」

アマーナ「それを使えば、オズマにダメージを与えられるのです」

アマーナさんは両目を閉じると、先程と同じように両腕を広げた

アマーナ「その最後の希望にかけ

マザーは未来で最高に妖力の高まっている時間と場所を割り出し、そこに繋がるワームホールを生み出したのです」

それを聞いてラント君は、また口を開く

ラント「…遠い未来に私たちが生まれ、Y学園に集うことを予測していたのか」

マタロウ「恐るべし……アトランティスの科学力！！」←

フブキ「そのフレーズしつこい！！；」

コマ「……；」

とうとう我慢できなくなったフブキちゃんが、マタロウ君にツッコミを入れた←

すると、まだ疑問を持っているジンペイ君は首を傾げながらこう言う

ジンペイ「でもよ、妖力を探しにきたってだけならさ…

わざわざAと翼夜を探す必要なんてないんじゃないのか？」

アマーナ「いいえ……マザーは私たちに、こうも告げました

"この先の未来に、いつか"創生の翼竜"の力が蘇るだろう"……と」

『"創生の翼竜"……！？』

アマーナさんの口から出た言葉に、私は目を見開く

アマーナ「そもそも、このアトランティスがここまで発展できたのは、

"あのお方"のお陰なのです」

フブキ「えっ……"あのお方"？」

豪万蛇「一体、誰なんだ？」

アマーナさんの話にフブキちゃんは首を傾げ、スグル先輩はそう問う

ゆっくりとアマーナさんは私の方に視線を合わせて話し始めた

アマーナ「先ほども申し上げましたが、このアトランティスは遥か昔から栄える超文明です

しかし、はるか昔にあのお方は……

"創生の翼竜"は昔のアトランティス人の前に姿を現したのです」

『翼竜……！』

"翼竜"という言葉を聞いた瞬間、私はある人の後ろ姿が思い浮かんだ…

そう、妖怪で私のパートナーである彼女の姿が____