検索窓
今日:1 hit、昨日:22 hit、合計:33,319 hit

2話 ページ18

ジンペイ「おっしゃ!じゃあ行くか!」


須佐野「そう簡単には会えないぞ」



やる気満々のジンペイ君を、オウジロウ先輩がそう言い放ち静止する



ジンペイ「えっ?」




須佐野「豪万蛇は非常に警戒心が強い男だ





生徒会室に行くためには、"からくり回廊"を抜けるしか方法はない」



『"からくり回廊"……そんなものがあるんですか………』



オウジロウ先輩の話を聞いて、私は"どんなものなんだろう?"と考えながら顎に手を添える





ジンペイ「【からあげ回廊】!?」←



マタロウ「"からあげ"じゃなくて"からくり"!いろんな仕掛けがある道ってことだよ!;」



マタロウ君はジンペイ君のボケを腕を振って打ち消し、人差し指を立てて訂正した






須佐野「ヤツの"からくり回廊"を抜けるのは並大抵のことではない


幾人もが挑戦し、そして破れていった……」



オウジロウ先輩が固く目を閉じて眉間を寄せると、汗が一滴その間を縫うように落ちていく




須佐野「なかでも、目も当てられぬほど壮絶な散り方をしたのが___






この、俺だ!」←



片手の親指を自分に向けて堂々と言い放った←



マタロウ「えぇ〜!?すんごい力強く言った!;」



『そこ自信を持って言いますか!?;』




興味津々な顔でジンペイ君が、オウジロウ先輩に尋ねた



ジンペイ「どんなどんな!?」


須佐野「んんっ……そう、あれは______」



からくり回廊のことを話そうとした、次の瞬間____








須佐野「もがっ!?」



突然、オウジロウ先輩の頭の上から俵の袋がバサッとかぶさった




コマ・マタロウ「「えぇぇ!?」」


『オウジロウ先輩?!;』



あまりにも突然すぎる出来事に、頭が追いつかずに動揺する私達






今度は何かが地面に叩きつけられ、辺りに煙が立ち込めた



ジンペイ「なんだ!?;」


『け、煙が………!;』


リュウスケ「煙幕だ!;」



私達は煙を吸い込まないように口元を腕で押さえて咳き込む







……煙が晴れた頃には、すでにオウジロウ先輩の姿はどこにも見当たらなかった




『オウジロウ先輩が消えた…


いや、連れて行かれたのかな………?』


コマ「でも、今のは一体……;」







?「おそらく」




前方から声が聞こえたので目を向けると、腕組みをしたあの美少女がすぐそこに立っていた



?「豪万蛇くんの仕業ね」


『あっ!あのときの……!』

3話→←怖い生徒会長は定番だから慣れてるよ 1話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:妖怪学園Y , 妖怪ウォッチ , 転生・愛され・高等部編   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆたんぽ。(プロフ) - 一番最初から、読ませてもらっています。更新楽しみにしてます! (2022年2月20日 8時) (レス) @page34 id: 71cc2f4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しみに見ています!翼夜さんの秘密が遂に分かりそうで、面白い!! 無理のない範囲で、更新頑張ってください!応援してます! (2022年2月10日 8時) (レス) @page37 id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月3日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。