3話 ページ44
ジンペイ「旅行ってのは大勢の方が盛り上がるしな！」←
マタロウ「だから旅行じゃないって……；」
『はははっ………；』
未だに旅行気分でハイパーリニアに乗り込もうと歩くジンペイ君に、私は苦笑いをしながら一緒に入っていく
そしてみんなも、ハイパーリニアに乗り込んでいった
「「「「(っていうか俺が/私がAと座りたかった)」」」」」←
『…………；』
エルゼ《………やっぱり、Aは愛されてるね〜……；》
嫉妬のオーラを纏っているみんなを、私の中からエルゼちゃんはジト目で眺めていた
そしてYライナーが走り出し、しばらくしてトンネルの中に入ったのか車窓は真っ暗になった
ジンペイ君は上機嫌で私の手を握りながら、窓の外を見つめている
ジンペイ「早くトンネル抜けねぇかな〜」
マタロウ「あ、でもたしか、高等部エリアと中等部エリアの間には"Y山脈"があって、ずっとそこを通っていくはずだよ？」
マタロウ君のその言葉に、ジンペイ君が「えぇ！？」と驚きの声を漏らす
ジンペイ「ってことは、ずっとこの景色！？」
ショックだったのかジンペイ君は項垂れてしまい、それを見た私は優しく頭を撫でた
『まあまあ、落ち込まないでよ；』
「「「(あ、少し羨ましい)」」」←
____
ジンペイ君が私にもたれ掛かりながら寝ていると
ようやくトンネルを抜けたのか、突如窓の外から光が差し込む
コマ「トンネルを抜けた！」
マタロウ「もう少しだね」
その声に反応したジンペイ君が目を覚まし、窓の外の景色を見た
ジンペイ「おおーっ！」
『あれが"高等部エリア"なんだ……！』
大きな田んぼの奥には沢山の住宅街があり、その中央には一際大きな建物が見える
どうやら、ようやくY学園高等部に着いたのだ
無事に高等部の駅につき、私達は荷物を預けてもらうことに
「では、荷物は宿に預けておきます」
『よろしくお願いします』
ジンペイ「おぉ……なんかすげぇ……！」
コマ「駅の感じ中等部と全然違う……！」
私達一同は、中等部の駅とは真逆の古き良きといった雰囲気の駅にポカンとしていた
そしてバスを降り、いよいよエリアに足を踏み入れると、マタロウ君は目を輝かせる
マタロウ「こっ、これは…！
"大正ロマン"とかソッチ系の世界観キターッ！///」
周りの雰囲気を見てマタロウ君は辺りに響き渡るくらいに叫んだ
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耳黒パンダ - 高等部編!待ってました! (2022年2月19日 20時) (
レス) id: 7e5314f463 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 楽しみにしておりました！ めちゃくちゃ嬉しいです(嬉しすぎて語彙力がどっかいきました(´∀｀*))！ (2022年1月26日 6時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタースト | 作成日時：2022年1月26日 3時
