12話 ページ31
鋭い目つきで睨み、こちらに近づいてくる豪万蛇に生徒は慌てて言い訳を口にした
「ち、違うんです!これは私が祖母から教わった"3秒ルール"というものでして………」
豪万蛇「"3秒ルール"か……」
そう言うと豪万蛇は片足で生徒が座っていた椅子の脚を蹴り、男子生徒を床に転げ落とした
「ッ……!;」
すると豪万蛇は、謎のカウントダウンを数え始めた
豪万蛇「ひとーつ。ふたーつ。みーっつ
……3秒経った。ソイツはもう"ゴミ"だ」
豪万蛇がそう言うと、扉から入ってきた2人の管理官が生徒の両腕を掴み、連行していく
「お助けを……!お助けをッ……!お助けを!!」
必死に助けを乞う男子生徒の声を受け止める者は誰1人としていなかった
豪万蛇「品位に欠ける者はこの学園に必要ないのだよ」
豪万蛇はそう呟くと、上を向いて小声でこう言った
豪万蛇「…全てが終わったら、君をこちらに迎えよう………
A」
____
翌朝、いつも通り私達は登校していたけど……
ジンペイ君達の服装はいつもとは少し違かった
フブキ「上品な物を身につけていれば罰は受けずに済むはず!」
ジンペイ「上品な物を身につけて」
コマ「1日中上品に過ごそう♪」
フブキちゃんは水色の日傘を差しており
ジンペイ君はヒゲをつけ
コマ君は大きめのシルクハットをかぶり
マタロウ君は蝶ネクタイを付けていた
ジンペイ君は(何故か)微笑みながら「小鳥さん、おはよう」と飛び立つ小鳥に声をかけている←
フブキ「あら?A、何もないの?」
いつも通りの私を見て、フブキちゃんは首を傾げながら言うと、私はこう答えた
『だって、高等部の先輩達の勝手なルールで上品な格好したくないから……
それに私は先輩達の言いなりには、絶対になりたくないの』
ジンペイ「くぅ〜……!流石だぞA!!」
『ちょっ!////』
急にジンペイ君は私に向かっていき、ギュッと抱きいてくる←
その時だった
「なんだその格好は!!」
「「「『?』」」」
突然、張っている声が聞こえてきたので私達は前方を見ると、何やら列ができていた
そこにいる一人の管理官がメガホンを持ち、大声を出す
管理官「全生徒の身だしなみ、風紀一斉チェックを行う!!」
「「「『えぇぇぇえっ!?』」」」
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耳黒パンダ - 高等部編!待ってました! (2022年2月19日 20時) (レス) id: 7e5314f463 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 楽しみにしておりました! めちゃくちゃ嬉しいです(嬉しすぎて語彙力がどっかいきました(´∀`*))! (2022年1月26日 6時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月26日 3時