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14話 ページ14

____







[Aの精神世界]




真っ白なだだっ広い世界の中、そこにはAと翼夜の二人しかいなかった


その中で先に翼夜は話しかける




翼夜「A…"あれ"ができると分かっているということは……



知ってしまったんですね、あなたと私の"繋がり"を………」



真面目な顔をする翼夜を見て、Aは驚きの真実を口にした




『はい、私の中にある妖力……ワイバーン・ゼロの力は………







翼夜さん、"貴方の力"ですよね』



翼夜「………」



何も言わないということは、Aの考えは当たっているのだろう




少しの間、黙っていると翼夜が再び話しかけた





翼夜「少しだけ昔話をしますか……




少し昔、妖怪になる前の私は魂の状態のまま、この世界に漂っていました


しかしある日、とある事故に遭ってしまったのです………」



翼夜がそのことを言う前に、Aが先にその出来事を口にする






『同じく漂っていた私の魂が、翼夜さんの魂と正面からぶつかった…



そのせいで翼夜さんの妖力の一部を私が奪ってしまった……


合っていますよね?』






説明すると



Aはこの世界に来てから、翼夜と同じように転生するまで、魂のまま彷徨っていた




だが、偶然にも二人の魂は互いに衝突してしまい、そのせいでAは翼夜の妖力の一部を奪ってしまった



だから、彼女は転生した時にYSP能力を身につけていたのだ






翼夜「当たりです……いつ気づいたんですか?」




『エルゼちゃんを助けるために必殺技を放とうとした時です……


あの時に私と翼夜さんの妖力が似ていることに気づいたんですよ』



話を聞いた翼夜は申し訳なさそうな顔をしてこう言う





翼夜「実は初めて会った時も、あなたの事を知っていて近づいたんです……



今まで、何も話さずにいて申し訳ありません………!」




だがAは微笑んで、翼夜に対してこう話した



『何で謝るんですか?』



翼夜「え………」




『私は翼夜さんの力のお陰で色んなことができた……





だから、黙っていたことを悪く思う必要は無いんですよ!』



翼夜「…っ……!A…………!!」



翼夜はその言葉を聞いて、嬉しさのあまり、目に涙を浮かべる







すると、向こうからエルゼがこちらにやってきた


その表情からは笑みが見える



エルゼ「どうやら、二人とも分かり合えたようね」


『エルゼちゃん………』

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設定タグ:妖怪学園Y , 妖怪ウォッチ , 愛され・転生   
作品ジャンル:アニメ
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広美(プロフ) - 高等部編もファイト! (2022年1月25日 16時) (レス) @page40 id: 0cc0a994b7 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ついに高等部に…!夢主ちゃんやキャラのこれからが楽しみです!主も学園yめっちゃ好きなので、応援してます! (2022年1月25日 6時) (レス) @page40 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月18日 3時

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