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3話 ページ20

ジンペイ「はべっっ」←


『じ、ジンペイ君大丈夫…?;』



殴られたせいで、楕円の形に歪んでしまったジンペイ君の顔を私は両頬を押して元に戻す←





ラント《侵入経路などはこちらから指示を出す》


『うん!分かった!』




ラント《……ああ、作戦の成功を祈っている》





すると、メラ先輩が隣のキュウビ先輩を睨みながら言う



メラ「つーか、なんでこの目立ちたがりのスカし野郎までいるんだよ」



リュウスケ「フッ。短気な脳味噌筋肉ゴリラよりは、遥かに役に立つからさ


それに、Aちゃんが参加するのに、行かない方が可笑しいだろ」



キュウビ先輩の上から目線の態度にカチンときたメラ先輩




メラ「ああん!?上等だ、やってやろうじゃねえか!!」


マタロウ「喧嘩はやめましょう!チームなんだから!」



フブキ「シッ!」


急にフブキちゃんが警戒の籠った声でジェスチャーを送った



コマ「どうしたの?フブキさん」




フブキ「…足音が聞こえる」


コマ・マタロウ「「えっ?」」



チアキ「確かに…なにか近づいてくるっしょ」



確かに、耳をすましてみるとカサカサと草同士が擦れる音が聞こえる



『もしかして、敵?』


フブキ「それはわからない……


とにかく、隠れて!」



私達が木の影に隠れた後も、足音は更に大きくなり、その足音の主がひょこっと姿を現した





『え?』


ジンペイ「ウー助!?」



その正体はエマちゃんによく懐いていた、うさぎのウー助だった



ジンペイ「なにしてんだ?こんなところで」



ジンペイ君が尋ねるも、ウー助はジンペイ君を見つめて、耳をピコピコさせるだけ



マタロウ「もしかして、エマさんのことが心配なの?」


コマ「一緒に行きたいのかな?」



『まぁ、ウー助はエマちゃんによく懐いているからね』




すると、ラント君が即座に却下する



ラント《ダメだ》


ジンペイ「え〜?」



ラント《任務の妨げになる。連れていくことは許可出来ない》





ジンペイ君は残念そうな顔をしてウー助に話す



ジンペイ「ごめんな?ウー助。会長がダメだって……じゃぁな」



そして軽く手を振り、ウー助に背を向けて歩いて行く




ウー助「………」



しかし、ウー助は諦めずに私達の後を追いかける



ジンペイ「…!」


『ウー助……』

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設定タグ:妖怪学園Y , 妖怪ウォッチ , 愛され・転生   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時

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