復縁なんて絶対しません (ページ22)

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「A大丈夫？」

『え？』

「最近ずっと怖い顔してる」

『そんなこと…ないけど』

「ジョングクさんと何かあった？」

特に意味もなく下を向いていたら
心配そうな顔をして私を覗き込むマネージャーは

いつものごとく私の悩みの核心をついて

それが図星だと分かると｢やっぱりね｣

全て納得したように頷いて隣の席に腰を掛けた

デビュー当時からずっとお世話になってるけど

やっぱり彼女には敵わないしなんでもお見通し

それが私にはとても心強いけれど

嘘を付けないのはいたたまれない

『その…』

「ちゃんと記事の否定はしたの？」

『それは』

「してないんでしょ。じゃないと今そんな酷い顔して床なんて見てないだろうしね」

グサグサと正論ばかりが飛んできて口を噤む

本当に
全て彼女の言う通りだ

だからこそ
更に自分を責めて、
嫌いになる

「もう2週間も経ってるけど何してたの？」

『……』

「恋愛は口に出して言わないと始まらないって何度も言ってるじゃん。ただでさえあんた達はすれ違ってるんだからこんな時に話さないでいつ話すの？」

『……うん』

「うん、じゃなくてさ」

こんな風に

現状に呆れて怒ってくれる人がいるだけ私はまだ救われている方なのだと思う

これがいつか見捨てられて
何も言われなくなったら終わりだ

……でも。

やっぱり勇気が出ない

なにを言われても叱られても怒られても

チョンジョングク

彼と繋がりを持ちたいなんて

今更

どの面下げて言えるんだろう

「今すぐジョングクさんに連絡しなさい。

じゃないと本当に終わっちゃうよ」

『、できないよ』

「え？」

『もうできないんだよ』

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だってね

私もう、

チョンジョングクのアカウント

持ってないんだもん

チョンジョングクのアカウント

消えてしまったの

チョンジョングクのアカウント

もう、ないの

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