復縁なんて絶対しません (ページ15)

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Aは初めて会った時から変わらず綺麗で

初めから自分ばかりが好意を持っていて

時折、2人でいるのに1人でいるみたいに感じることがあった

Aは感情をあまり表には出さない

そもそも俺から付き合おうと言って付き合い始めて

なんでOKを出してくれたのかはやっぱり不思議で

それがずっと心に突っかかっていて

あの別れは手段だった

「別れよう」
「じゃあね」

Aの気持ちを確かめたい

Aの心に触れてみたい

賭け、だったんだと思う

でも自信の方が大きかった

突然別れを告げたら彼女はどうするのか

怒るのか、泣くのか、叫ぶのか、追いかけるのか

それとも俺に

好きだと、
俺の聞きたい言葉を聞かせてくれるのか

期待は半分叶って、

半分失望に変わった

『ちょっと、！なんで？！
理由は？なんで急にそんなこと言うの？！』

君は怒ってくれた

泣いてくれた。叫んでくれた

でも

追いかけては来なかった

好きだなんて言ってくれなかった

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JK「ぁ……」

『おはようございます』

次会った時には俺らはもう

赤の他人だった

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