推し３８ ページ40
顔の横(壁)に、そっと手が置かれる。
じっと私の目を見つめ、逃げられないように距離を詰めてくる。
『黒子……！何でこんなっ……！！』
「…すみません。でも、七島さんが悪いんですよ？」
『そんな…！……さつき！黒子のこと止めてよ！』
「ごめんね、A……私には出来ない…」
『どうして……さつき！』
「七島さん、もう逃げられませんよ。……さぁ、答えて下さい。
.
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.
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.
黄瀬くん達とは、どこまでいってるんですか？」
『何もないって言ってんだろ！！』
「いいえ。あんなイケメン達からアプローチされてるんです、何もないわけがないでしょう」
『本当に何もないんだって！さつき、ホント今すぐ黒子を止めてよ！！』
「ごめんね、私もすっごく気になるの」
『さつきィィィィィィ！！！』
さっきから私は、黒子とさつきに迫られている。
なんでも、黄瀬達とどこまで進展しているのか気になるんだとか。
『さつきはまだ分かる、まだ分かるわ……何で黒子がそんなに興味津々なの？』
「あのキセキですよ？特定の女子に構うことなんてないあのキセキ達が、七島さんを特別扱いしてるんですからそりゃ気になりますよ」
「ついでに、灰崎くんとの関係も知りたいな♪」
『！？何であいつが出てきたの！？』
「だって…女の子をとっかえひっかえしてるあの灰崎くんが、Aにだけは優しいし世話焼いてるんだもん。そりゃあ気になるでしょ！」
「「ねー」」
『「ねー」じゃない！！……ホントに何もないから』
「………今の間はなんですか」
「テツくん、これは詳しく聞かなきゃだね！」
「はい。連行しましょう」
『れ、連行！？』
いきなりさつきと黒子に担がれ、部室に連れていかれた。
しかも、普段はあまり使わないというテレビがど真ん中にあった。
…………嫌な予感がする。
「七島さん、言う気になりませんか？」
『ならない。ってか何このテレビ』
「じゃあ、先にキセキ達に聞こっか♪」
『…………へ？』
さつきは楽しそうにテレビの電源を入れた。
その次の瞬間、画面いっぱいに赤司の顔が映った。
『えっ、ちょっ、赤……！？』
「それじゃ、再生っと」
さつきが再生ボタンを押すと、画面の赤司が喋り出した。
「ちなみに、本人達は撮られてることを知りません」
『軽く犯罪だろこれ！！』
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りおん - すごく面白いので、もったいないと思います！ (2018年12月26日 17時) (
レス) id: f919ba13cc (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - この作品が凄く面白いのでそろそろ更新して下さるとありがたいです。どうぞよろしくお願い致します (2018年10月19日 22時) (レス) id: 0eba96f5ee (このIDを非表示/違反報告)
みかづち - 凛恋@キドさん愛し隊さん» ご指摘ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 2ae2904005 (このIDを非表示/違反報告)
凛恋@キドさん愛し隊(プロフ) - 面白いです！応援してます！因みに黒子の名前は片仮名でテツヤですよ (2018年8月22日 22時) (レス) id: 64b5b9dc76 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち - 彩香さん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！！ (2018年8月2日 10時) (レス) id: 2ae2904005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち | 作成日時：2018年7月20日 23時
