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崇裕side
しかしその安心感からか──
三人はソファに並んで座った瞬間、どっと力が抜け、体が沈んだ。
黄「……ねむ……」
紫「ちょっとだけ……すわるだけ……」
橙「おちついたら……ねむなってきた……」
そのまま三人、こてん、と寄りかかるように眠ってしまった。
＊＊＊
望side
──そして同じ頃。
望は最寄り駅で流星と合流しながら、事情を説明していた。
青「え、熱って……二人そろって!?」
桃「ああ……ほんで今、三つ子しか家におらんねんて」
青「……っ、それ早よ帰らなあかんやつやん！！」
二人は走るように家へ戻り、玄関を開けると、リビングはしんと静かだった。
桃「……あれ？三つ子は？」
青「……リビング見てみよ」
中をのぞくと──
三人がソファで寄り添って、すぅすぅ寝息を立てていた。
テーブルには紙とペン。棚にあったはずの給食用マスクの箱と、三つ子の貯金箱。
キッチンにはドラッグストアの袋と、買ってきた冷えピタ。
青「……望。これ……」
桃「三つ子が……全部やってくれてたんか」
2人はしばらく何も言えなかった。
ただ胸がいっぱいで、三つ子の頭をそっと撫でる。
桃「……ありがとな。あとでちゃんと言おな」
そして2人は顔を見合わせ、静かに言った。
桃「行こ。まず大毅と智洋見に行こ」
＊＊＊
望と流星は急いで階段を上がり、まずは大毅の部屋へ向かった。
扉をそっと開けると、ベッドの中で眠る大毅のそばに、小さく折りたたまれた紙が置いてある。
それは三つ子からの置き手紙だった。
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だいにぃへ
ぼくらがまもるからあんしんしてね
ちゃんとみずのんでな？
げんきになったらまたあそぼうね！
だいにぃ だいすき！
あきと・たかひろ・じゅんたより
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流星が思わず笑う。
青「なんやこれ……可愛すぎるやろ……」
望もふっと和んだ表情を見せながら、大毅の額に手を当てる。
桃「熱、ちょっと下がってきてるな。さっきより楽そうや」
しばらくすると、大毅がゆっくり目を開けた。
赤「……あ、のん兄……りゅー兄……」
桃「起こしてもうた？大丈夫か？」
赤「……うん……さっきより楽やけど……家のこと何もできんで……ごめんな……」
大毅は弱く笑いながら、それでも気遣おうとする。
NEXT✩.*˚
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澪那(プロフ) - こんばんわ。いつも楽しく読ませていただいています。リクエストなんですが、四男君がお熱だして長引いてしまい、大好きな四男君に会えなくて寂しがる七男くんのお話が見たいです。メインは四男君でお願いしてもよろしいでしょうか？ (44分前) (
レス) id: a095a65e44 (このIDを非表示/違反報告)
豪(プロフ) - shihok0712さん» こんにちわ！🥺感想ありがとうございます!!いつも読んでくださる方の反応を知る機会が中々ないので本当に嬉しいです😭これからもほっこり出来るお話をお届けできるように頑張ります⸜🌷︎⸝ (11月6日 13時) (レス) id: fe1e7af4f4 (このIDを非表示/違反報告)
shihok0712(プロフ) - こんばんは！いつもほっこり、楽しみながら読ませて頂いてます。三つ子の看病物語、可愛いすぎて癒されました。大にいちゃんも智にいちゃんも嬉しかったやろなぁ。😊 (11月5日 22時) (レス) id: ebf12df227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪 | 作成日時：2025年11月3日 14時
