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淳太side
手紙を書き終えた三つ子は、そっとそれを持って再び2人の部屋へ向かった。
まずは大毅の部屋のドアの前に立つ。
黄「そーっと置くだけやで？おこしたらあかんもん」
橙「うん。だい兄ちゃん、まだねてるやろし……」
紫「ほな、いくで……」
ドアをゆっくり開け、枕元に手紙をそっと置く。
少しだけ覗いた大毅の顔色は、さっきよりほんの少しだけ良くなっていた。
橙「よかった……ちょっとマシになってるかも」
紫「ほんまや……ほっぺ、さっきより赤くない」
黄「じゃあ、つぎは智洋兄ちゃん！」
三人は静かに歩き、今度は智洋の部屋の前へ。
ドアをほんの少し開けると、智洋はまだ寝ていたけれど、呼吸は落ち着いている。
黄「ここも置いて……よしっ」
紫「はよよくなりますように……」
橙「お熱よ〜飛んでけ〜〜！」
そしてリビングへ戻った三つ子は、次の作戦会議をする。
橙「つぎは……えっと……」
黄「おせんたく！！」
紫「そや！いつも、だい兄ちゃんと、ともがしてくれてるやつ！」
ランドリールームに行き、三人で洗濯物をたたむ。
たたみ方はまだ完璧じゃないけれど、真剣に、丁寧に、何度もやり直しながらがんばる。
黄「これ、よれよれや……あ、もう一回たたむ！」
橙「シャツはパタパタってしてからやで！」
紫「ぼくタオルやるー！」
次はお風呂の準備。
橙「おふろ、スイッチぽちっとするだけで入るんやろ？」
黄「うん！！前にともが言ってた！」
紫「じゃあやっとこ！のぞ兄ら、きっとつかれてるはずやし！」
よし、と全員で頷いたそのとき──
♪〜
リビングの電話が鳴った。
照史が画面をのぞく。
橙「のぞ兄からや！」
電話に出ると、望の声が聞こえた。
桃『あれっ？智洋？……ちゃうな、照史か。なんで出てんの？』
橙「とももだい兄ちゃんもな、いまおねつでダウンしてるんや！」
桃『……は!? 智洋も大毅も!? ちょ、ガチ!?』
橙「うん！ぼくらが看病してる！ちゃんと寝てるで！」
電話の向こうで、望が息をのむ気配がした。
桃『わかった、すぐ帰る。流星にも言う。ほんまにありがとな、照史』
橙「ん！！はよ帰ってきてな！！」
電話が切れたあと、照史は2人に向き直る。
橙「のぞ兄とりゅう兄、すぐ帰ってくるって！」
黄「よかったぁぁぁぁぁ……！」
紫「あとちょっとや……がんばったら兄ちゃんら帰ってくる！」
NEXT✩.*˚
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澪那(プロフ) - こんばんわ。いつも楽しく読ませていただいています。リクエストなんですが、四男君がお熱だして長引いてしまい、大好きな四男君に会えなくて寂しがる七男くんのお話が見たいです。メインは四男君でお願いしてもよろしいでしょうか？ (25分前) (
レス) id: a095a65e44 (このIDを非表示/違反報告)
豪(プロフ) - shihok0712さん» こんにちわ！🥺感想ありがとうございます!!いつも読んでくださる方の反応を知る機会が中々ないので本当に嬉しいです😭これからもほっこり出来るお話をお届けできるように頑張ります⸜🌷︎⸝ (11月6日 13時) (レス) id: fe1e7af4f4 (このIDを非表示/違反報告)
shihok0712(プロフ) - こんばんは！いつもほっこり、楽しみながら読ませて頂いてます。三つ子の看病物語、可愛いすぎて癒されました。大にいちゃんも智にいちゃんも嬉しかったやろなぁ。😊 (11月5日 22時) (レス) id: ebf12df227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪 | 作成日時：2025年11月3日 14時
